ランタンスタンドはずいぶん悩んだのです。値段の幅と仕様の幅が結構あるから。いや、それほどでもないかな。とはいえとにかくたくさんのメーカーから製品が出ているので(まあ、きっと製品化が簡単なんでしょう、こういうのは)その小さな違いなど各個ごと追いかけてベストを選ぶのは大変でした。
そもそも今のわたしのフィールドでのスタイルが最近流行りのキャンプと逆行しているから(笑)荷物少なく時間短くテント張らずメシ作らず。それキャンプなの?というご意見ももらうと思います(笑)いやまあ、段々ピクニックによって言ってる気もしてますが、それはまた別でお話ししようかと。
ランタンスタンド、タイプとしてはおもに、
地面打ち込み式、テーブルクランプ式、その両用
という3パターンと、
単独ひと竿タイプ、システムタイプ
2タイプがあって、システムタイプの複数の竿のものは棚やテーブルまで派生しています。子供の勉強机っぽく組めてこれはこれでちょっと面白いんだよね。が、すでにそれはランタンポールではない何かなのでそちらはやめておきました。
地面打ち込み式とテーブルクランプの両用のものを選び、なおかつ小さな棚がつくものを、という希望。
探して手に入れたのがこれです。精度も高くなかなかよくできているね。
「Moyot ランタンスタンド」
といいます。
3本継ぎのポールのトップにはM6ネジが取り付けられるんです。これが決め手になりました。
いわゆる三脚ネジであり、つまりそれはM6アダプターに雲台をつけてやったGoProなどを角度自在で取り付けられるということ。スマホホルダーでもいいわけです。三脚がわりとまでは言えないですが、小さく軽いカメラなら固定画角でずっと撮るタイムラプス用ハードポイントとしてこれは良いね。いいもの見つけたな。
最近ではGoalZeroみたいなタイプのLEDライトにマグネットベースとかオプションつけるの流行りですが、M6ネジ穴ベースなんてのもサードパーティーで用意されてるのでカメラ機材(主にミニ三脚等)をライトマウントにするなんていう使い方も流行っていますね。アウトドアギアとカメラ機材が共通マウントを介して色々と面白くなってます。
高さ約135cm。収納時は約50cmほどで約650g。アルミ製。グラウンドペグ(地面打ち込み式ベース)と固定クリップ(テーブルクランプ)が同梱。
テーブルクランプは厚さ3.5 cmまでのテーブル天板の厚みに対応しています。
ポールの途中に小さな棚を設置できるのがこの製品のミソ。サイズ感としては小さめのマグカップを置ける、スマホを置ける程度です。運用としてはランタンハンガーに掛けたLEDランタンの給電用にここにモバイルバッテリーを置いて給電しながら使えば内蔵バッテリーの不足をカバーできるでしょう。USBが2口あるモバイルバッテリーであれば同時にスマホも充電できるバッテリーベース的に使えます。
棚板にはスリットなど切ってあるのでそこにショックコード等通してモバイルバッテリーやスマホが落ちないように工夫ができると思います。
先端のランタンハンガーもよく考えられていて、根本の角度やねじれで上手にM6ネジやポールを避けるように意図してあるようす。
これで2600円ほど。
スマートな設計意図が伝わってくるプロダクト。気分がいいな。