【ウェア】富士吉田、モンベル富士吉田店でひとめぼれしたウールニットハット。

帽子に一目惚れしたんです、富士山の麓で。

別に登山者の帽子を見ていいなあ、とかそういうんじゃないんですけどね。いや、近いかな。

 

富士山の麓に日本を代表するアウトドアエキップメントのブランド「モンベル」のショップがあるの、知ってますか。

モンベル製品、好きなんです。本当に長く使えるよいものが多くてね、むかしから愛用しています。一人用テントの「ムーンライト1」なんてもう40年選手。流石にリニューアル後のやつに買い換えたいと思ってますけど、まだ使えちゃう。

おっとっと、その前に、まずはなにをして、どこをして富士山麓と呼ぶかは意見の分かれるところだと思います。

 

わたしはよく富士五湖周辺にいます。都内下町に住むものとしては異例によくいるんじゃないかと思います。何かあるとすぐ山中湖、河口湖あたりに行ってしまう。そんなわたしが帰り道、山中湖を背に道志村へクルマで駆け降りる、なんてときに「ずっとくだり」というのが意識、感覚ににあるんですよね。ギアを抜いて転がせば道の駅どうしまで多分ノーアクセルで行けるはずです。(危険なので実際にやってはいけないよ)あれは「富士山の麓にいる自分」を意識させるちょっと信仰的体験になるのではないかなあとね、個人的に思っているんです。

くれぐれも本当に試さないようにね。エンジンパワーをちゃんと介してタイヤまで伝わってはじめて制御できるんだからね、クルマは。

さておき、ここなら間違いなく富士山の麓と呼んで差し支えないだろう、という場所。富士吉田市、道の駅富士吉田。道の駅にモンベルがあるんですよ。初めて知った時は驚いたよ。こんな場所にフルラインナップのモンベルショップ。しかも広い。かなり広い。そしてきちんと品揃えも充実しています。わたしの行きつけは御徒町のモンベルですがあそこよりも格段に広いはず。いやー山の近くにこのお店は嬉しいなあ。

最近では自分の中のちょっとした立ち寄るべき小さな神社的な扱いになってきている、

 

「モンベル富士吉田店」

 

なんです。

キャンプに行く前に立ち寄る、というのもいいかと思いますが、都合でキャンプに行けない、キャンプするほどではないという時に山々を感じながらアウトドア用品を見て、買って、気持ちが落ち着くというね、なかなか他で代替えが効かない体験をくれる貴重なお店なのです。

そこで出会いがありました。

 

本当はフィンランド製の食器とカトラリーのブランド「クピルカ」のお皿とカップを買おうかな、なんて思っていました前にここで同じクピルカのラインナップからクピルカ44というステーキ皿サイズの浅めのお皿を買ったことがあります。耐熱性もあってにおいうつりしづらいのでカレーにピッタリ。屋外で盛り付けが映える木と樹脂を混ぜて作られた模様の楽しい食器類。レトルトカレーなどの内食の時に画のバリエーションを増やしたくて買いました。追加で少し増やすかなあ、と。

で、そっちじゃなくて良い帽子を見つけてしまったよ。

 

「ウールニットハット」

 

つばの短い良い雰囲気のモダンなハットです。

保温性の高いウールを使用していますが、厚ぼったくなっておらず薄く、軽いんです。しかもしゃんとした張りがある、形くずれが少ないであろう成形となっていてその成形により縫製が少なくなっています。つまり縫いあとや布地が重なる部分が少なくなることによりでこぼこしない優しいかぶり心地になる、というわけですね。保温性、吸湿性もあるし発汗時もドライなままを保てるという特徴もあるらしい。手洗いも可能。これはいいね、いいじゃない。

機能もさることながら、最終、デザインが気に入りました。これは、チロリアンハット的というのだろうかね。プリム(つば部分)が狭く、プリム後端が跳ね上がっています。クラウン(山部分)の立ち際の飾り紐は省略されていましたが、これはモダナイズということかな。すっきりさせたかったんだろうね。ハンチングタイプやキャップタイプ、シリーズ全体にそういう統一感がありました。

サイズがS(54~56cm)、M(56~58cm)、L(58~60cm)と3種展開になっています。うん、良心的。帽子こそサイズが大事、と思っていますよ。カラーはダークブラウン、ネイビー、カーキ、アイボリーの展開で、店頭にはアイボリーは見当たらず。ダークブラウンとカーキで随分迷ったのですがダークブラウンを選びました。

実は初め、この形がどうも気に入らなかったんですよね。なんかちょっと違う気がしてて。プリム(つば部分)が狭いということは帽子自体のボリュームが小さくなるわけです。つばで帽子の存在感を出して少し大きめでバランスを取ると、わたしのような大柄で頭の大きい体型の人間のコーディネート、バランスが取れると考えていたんですよ。それでここ2年ほどはデニムのキャスケットを多用していました。これはちょっとそっちとは違うかなあ、と思っていたんです。

そう思いながらも手軽さと機能が気に入って購入しました。店を出てクルマのミラーで確認してみたら、なんのことはない、いいじゃないのこれ。似合うじゃないの。もういちど、手鏡がわりに自撮りで横位置を確かめると深くかぶれて具合がいいんです。これならバランスが作れるね。要するに気に入ったというわけです。

色で迷ったグリーンも欲しくなってしまったよ。

 

春までこれを多用することになると思います。良いね、良いな。