静岡の馬瀬さんはお元気かしら。楽しいご縁があって、しばらく前になるんですが静岡からレトルトカレーが届きました。
カレーですよ。
新静岡駅のすぐ前にあるちょっと良い感じのカジュアルなビストロ。レトルトカレーのパッケージには店主馬瀬さんの元気な笑顔。このカレー、前にも書いたんですが友人の女性が間を繋いでくださってわたしの手元にやってきました。
「ワイン食堂 ぐるまん」
のオリジナルです。
パッケージにストレートに書いてある想い、「2020年、コロナウィルスの影響で苦戦を強いられた生産者、飲食店、製造業と力を合わせてカレープロジェクトを立ち上げました。」その状況は2022年となってもさほど大きく変わっていないのがつらいです。
このカレー、
「しずおか和牛すじカレー」
と言いますが、送ってもらったカレーの中にプレーンカレーというのがあって、以前食べたら大変に美味しかったんです。
グリーンカレーはわさびを加えたオリジナリティ高いもの。そしてこの「しずおか和牛すじカレー」。プレーンに牛すじを加えた単純な作りと思って後回しにしてたんですよね。ダメですそれ。それは間違いだったんです。
ひと口目でおや!と驚くスパイシーな感覚。ホールのスパイスをビリッと感じる良い塩梅の辛さと強く香るいいにおい。あ、これ、名作かも。素直にそう思いました。これはすごい好みのやつ。舌も辛いんですがそれ以上に頭のてっぺんから汗をかかされるスパイスの効き具合。これは本当に旨いなあ。
ストックするに値する味だとおもいます。なんだ、すごいいぞこれ。肉はバラけたビーフとビーフビッツがどちらも入り、ただ漫然と肉を入れるのではなく味の意図として結果肉がこういう形になったという風情が見て取れます。肉中心のちょいと残念なカレーではまったくなく(そういうのが多いのよね)カレーソースにきちんと魂を吹き込もうと注力した結果であることがよくわかる良いものです。なんだこのいいカレー、すごいぞ。
うっかりしてました。大反省。以前レトルトのプレーンカレーを食べてわかったつもりでいました。あれとはちゃんと違うものとして完成させています。
これはすごい。まいった。静岡に行きたくなってきたぞ。