カレーですよ4805(焼津 道原 カレーの店 はんぐりぃ)静岡駅周辺、撤退。焼津でカレー。

今回の旅、目的も行き場所もあったんですが、時間もたっぷり用意したのです。そして静岡、なんだか今回はタイミングと相性が悪かったんだよな。

 

 

カレーですよ。

 

 

ちょいと苦しんだ。理由は簡単、下調べなしのわたしのスタイルに問題があるわけです。そう、いつもどおり。なのであまり気にならない。仕方ないよね、の気分なわけです。いいんですいつも通りだから。

さて、静岡に到着しました。

やっぱりちょいと想いもあって、なくなってしまった「七夕工作舎」をのぞいてみました。お店がそのまま残っていたんです。ちょっぴり胸が痛い。あの四角い切り口が見える販売窓は当然閉ざされていましたが、黒い小さなテントもポストもメニューの掲示板も中は空だけどそのまんま。胸がきゅっとなりました。

さて、ランチだよ。

まっさきに向かったのは行こうと決めていた「ロストコーナー」。あっ!、、、イベント出店でやっていなかった(笑)実はロストコーナ、この間の静岡でも店休日だったんだよねえ。うむむ、次回、必ず。

次にすべったのが「ゼレンシック」。弁当店でビリヤニが買える、食べられるお店。

七夕工作舎さんの影響などあったのかな、なんて聞いてみたかったのです。こ、これが移転中で。

「カレーハウスがるそん」。並んでいた。

「半頃ノ紫 (ハンゴロシカレー)」。店がわからなかった。

「スパイスカフェモダージュ」。蔓延防止策延長で3/6まで休業であった。

「うたげ」長蛇。

「うう、静岡はもうダメだ!」こういうことはたまにあるんだよね。町とのリズムが合わないんだとおもう。そういうタイミングです、きっと。

これはもう長居無用。次回に期待をかけて、這う這うの体で静岡の駅周辺を脱出。腹が減ったなあ。

辿り着いたのが焼津。焼津にいいお店を見つけたんです。焼津 道原の、

 

「カレーの店 はんぐりぃ」

 

これまた偶然でした。

道沿いにワークマンがあってちょっと覗いてみっかなと。ふと見るとその並びがカレー店だったんです。そしていいお店だったんだよ。

 

焼津は何もないよなあ。今でこそいろいろあるし別に普通の地方だし。ではあるのですが、もう30年ほど前にここに住んでいたガールフレンドを迎えにきた時は本当に何もなくて驚いたものです。

さて、「カレーの店 はんぐりぃ」。店内、シンプルで居心地の良いインテリア。客層は近所のファミリー、男性一人、女性同士と多彩で地域の人々に受け入れられている感が見受けられます。いい感じだね。町のお気に入りのレストラン、という風情でしょうか。選んだメニューは、

 

「牛すじ煮込み&ドライカレー」

 

これに「一口鯖フライ」を乗せてもらいました。その場で揚げている様子で、よい鯖フライが乗ってくるんです。

そしてそのサバのカツ、一口鯖フライがものすごく美味しかったの。ものすごいの。ちゃんと鯖の個性や風味が強く前に出ていて実に素晴らしいものです。これは驚いたなあ。鯖フライ定食とかあったらそっちでもいいくらい、いや、そっちにしたいくらい。

さて、カレーです。

ドライカレーはひき肉の風味を強く引き出してあって、家庭風の雰囲気とお店で食べるメニューというのが両方バランス良く混在しています。スパイスづかいがね、実によくてね。感心してしまいました。上出来です。牛すじ煮込みのカレーもいいんです。カレーだけれどシチューに程近い感じの穏やかで懐深い味わい。どちらもかなりの上出来ぶりで、この町の人たちが羨ましい。

おやっと思ったのがスパイス使いが面白いこと。なにか1種類、スパイスがポンと前に出る感じになっているんです。辛さ調整の部分だろうか、そんなことを感じました。辛さは辛口にしてもらいました。

大変な満足です。

お店の方も丁寧で、カウンターに座ったんですが、横の壁に社会科見学できたのでありましょうか。小学校の子供たちからお店見学の感想が寄せられていて、かわいくて読む程に気持ちが温かかくなりました。

ああ、なんかしあわせだ。