腹は減っていなかったんです。いや、何しろ食べたばかり。だが、しかし。
カレーですよ。
だがしかし、なのです。
なんかね、仕事のクセですけど。あっと思うようなお店とか気になるお店がこの後にあるやもしれない。いつでもそんなことを考えながら食べる量を調整しています。思えば悲しい人生だ。甚だ健康的な精神ではないと反省するが、修正はしないわけです。仕方がないのよ、これが我が仕事、我が人生。
ジョイフル本田でちょっと楽しいペルシャ料理カフェレストランとの出会いがあって、そのすぐ後でした。駐車場を出てひとつ目の角で発見してしまった看板がありました。大きく「ビーフカレー」と書いてあります。弱ったなあ。
意外と探しても最近はなかなか見つからない、正しいビーフカレーというやつ。ビーフカレー推しをしているお店が少ないのは事実ですね。かつては栄華を誇りその誰もが平伏したビーフカレーという地位、存在。2022年においては「古くさいカレーライス」と呼ばれてしまうこともままあると聞きます。切いなあ、はやりすたりは。
そんな不遇の今ではありますが、その伝統を脈々と受け継ぎ良いものを出し続けるお店ももちろんあって、揺るぎない姿勢でファンも多かったりします。そういうのはいいよね。
そしてここ、なんでこうなった的なカレーもラーメンもどちらもメインという感じの打ち出し。
「麺福八」
というラーメン店然とした屋号。気になるよねえ、高く大きく掲げられるビーフカレー ニューダルニーの看板。
はてさてどちらなのよ、と突っ込みたくなります。
それはさておきとにかく目当てはビーフカレー。ニューダルニーはどうやら大阪日本橋で60年以上続く老舗らしいです。
「アジフライのカレー」
を注文。おお、なかなかに良いものがやってきました。
カレー、なるほど納得のビーフカレークラシックス。
穏やかでバランス良い、ビーフの旨味強い正しいカレーライスです。ああ、これ。これだよねえ。まさしくど真ん中のお味、ビーフカレーだよ。
とても良かったのがごはん。米がパリッとたけています。これはいいですね。ちょいと硬めで、変な言い方かも知れませんけど「喉越しが良い」んだよ。実にカレーによく合う炊き上がりで、手放しで素晴らしいものです。ごはん、大事だよなあ。
アジフライも上出来で、しかもわたしの好み、カレーに浸していないんです。ああ、よかったよ!びたびたのフライ、にがて、、、
ウスターソースまで用意されていて、至れり尽くせりで大満足。そう、ソースが用意されるのも条件です(あたしの)。別食べでおいしさとお得が倍増ですからね!
あっ!なんでラーメンとカレー、別看板で?を聞き忘れた!