うっかりしていた!レストランではなかった。お弁当屋さんなんだよ。
わかってはいたはずなんだけど、いや、でもそう言いながら忘れてた。
カレーですよ。
そうだよ、あの店はお弁当屋さんなんだった、、
カレーの弁当専門店は珍しいと思います。しかもスリランカ料理。ほぼないよね。都内でも希少と思われます。
スリランカ料理で持ち帰り専門店とくれば2021年の夏になくなってしまった静岡の七夕工作舎を思い出すだけ。ミニマルな美しい店だったなあ。
「オカスバカレー」
はお弁当やさん。スリランカ料理の弁当を販売しているお店です。
賑やかなお花茶屋の商店街から少し離れた場所にある。お弁当屋さんらしいちょっとごちゃっとした手作り感が滲み出るような下町らしさがあるお店でね。どちらも好みだなあ。
さて、いくつかあるメニューから、欲張り感と外で食べる前提のバランスを考えての、
「本日のスリランカカレーワンプレート5種」
と決めました。「バナナの葉っぱ包みカレー」が魅力的だったんですがクルマの中で食べるにはちと荷が重かったのです。
夕方に近い時間帯。お店のねえさんが「もうそろそろ売り切れで終わりだから!」と1種類多くサービスをしてくれました。おおお!とてもうれしい。
なんだかんだで結局クルマでは食べずに帰宅となりました。それで早めの夕食となったわけです。
ふたを開けばこれです。うん!なかなかに楽しげな見た目を持つスリランカのお弁当。これは気持ちが持ち上がります。
いろいろ入ってるって楽しいよね。お弁当はこうこなくちゃと思うのです。
ククルマスはチキンカレー。骨つきでなかなかの食べ応えがあるぞこれは。
標準的なお弁当箱のサイズの中で存在感が際立つ感じの大きさのチキンが入ります。ちょい辛めにきめてあってそれがいいね。
パリップは豆のココナッツ煮。これがないとスリランカ料理始まらないよね。
ぽったりしたセミドライに近い粘度の穏やかなお味。おいしいなあ。
ポルサンボル、これもスリランカメシに必須の一品。
日本人には生ふりかけ的に見えるココナッツフレークの辛いおかず。これ好きです。いっぱいかけたくなる。
パイナップルサラダ、とメニューにありました。これがかなり良い役割を果たしてくれます。甘味と酸味を全体に加えてくれて味のバランスがよくなる便利アイテム。これとてもいい。おいしい。
インゲンじゃがいもというメニュー名のこれは野菜のテルダーラといったところかしら。インド料理のサブジとかにあたるもの。やんわり味付けで美味しいし他のおかずと混ぜるとなおいいやつです。
これらを好みで混ぜてゆくわけです。混ぜないとダメ。いい塩梅のバランスを作ってやって好みの味を探し出してやるのが、とても楽しいのですよ。これね、つまり同じお弁当を並んで食べても違うものを食べているに等しい一瞬があるわけで。なんて楽しいんだろう。
混ぜて食べるのはそういうことだと思っています。
そういうのが見える、良いお弁当。大満足です。