カレーなしよ(大網白里 パンとカレー/三井製パン)間違っていなかったことの確認。

お店、すっかりご無沙汰してしまっていたな。

7月に重い腰を上げ、よくしてくださる方のサポートのもと、補聴器の運用を開始。いろいろと気づきがある毎日です。

 

 

カレーなしよ。

 

 

それで、お店の店主との会話を欲している自分がいるのにそれが出来ないというジレンマで随分長い間知り合いのお店に足を運べなくなっていました。多分これが「精神を病む」というやつ。

そういうのに陥ったこともありましたがその最中で自分で「精神を病んでいる」と気付いたのは今回が初めてでした。思えばここまで、割とタフな心を持っていたようです。

新型コロナ蔓延というのもあったわけですが、その間にも淡々と外食はしていました。

 

元々わたしのスタイル自体が黙ってひとりで入ってスーッと食べてスーッと出る、というもので、主にカレーの専門店が多く、そうなるとひとり客が多かったりそれほど混んでざわついたりもしておらずで、その前も、現在も、ほとんど行動の頻度と範囲は変わっていません。変わったのは執筆の仕事の依頼が減ったことだけ。

そんなこともあって徐々にですが、顔を知っている店主のお店にも足を運ぶようになってきました。まだまだ現環境に慣れが必要で訓練の意味合いもあるので自ず範囲は狭いものです。聴覚デバイスの現時点の限界というものもあるしね。

そんなこんなで大網白里。大網白里とくればパン。パンなのです。カレーもです。なにしろ店の名前が

 

「パンとカレー」

 

なのだから。

とはいえ時間が遅かったのでカレーは望むべくもなく。売り切れちゃってるはずだよね。それは承知でおじゃまをしました。

しかし「パンとカレー」には甘いものも揃っているわけで、申し分ありません。

 

「クリームあんみつ」

 

と洒落込むことに。

思い出したぞ。ここのソフトクリームは破壊的においしいのだったよ。

牛乳、それも濃厚な高品質なやつそのままの素晴らしい味のもの。うう、たまらない。それをこれまたおいしい餡と寒天とを合わせて黒蜜でまとめて食べ進むこの至福ときた日には!ちょっとほかに例えようがないですな。

舌と脳がウヒウヒと喜ぶ中、店主の三井さんとおしゃべり。お客さんが皆さん帰って店が閉まる時間になって、奥様の乙笑さんも来てくださって。

おふたりとしゃべっていると、ちょうどあのクリームあんみつに乗っていたソフトクリームに似た、濃厚で染み込むような幸せな時間だな、と思うのでした。

真面目に一所懸命やってらっしゃる人の話はとても良いよね。そういうところから、自分が選んだ友人が間違っていなかったこと、自分を信じて良いのだということがわかったりします。それがどれだけ尊いことか。

なんというのかしら、脳みそのマッサージを受けているような気持ちになりました。自分がどうすれば良いのかが見えてくるね。愚直にやろう、しぶとくやろう。