深夜、腹が減るのです。カラダの健康は大事、すごく大事。でも不健康も大事なのであるよ。それはおもに精神の健康、心の健康につながるから。
カレーなしよ。
そういうもあるし、どうも悪いクセで夜の方が物を書いたり考え事に集中できるというのがあるのです。
そういう中でわりと大事な存在が深夜3時までやってるステーキ店。
なんだか夜中に一人であるステーキ食ってる同胞もちらほらいて居場所がないとか所在ないとかそういう感じがないのもいいんだよ。
「ビリーザキッド墨田本店」
店のにいさんたちも余計なことは言わず、面倒な作り笑いもせず淡々と仕事をこなしていてそれが心地よい。
頼むものも決まっていて、いつでもブレ幅がないので脳みそを使わないのもいい。そしてこの店には必ず一人で深夜にやってくることに決めています。ここは人とくっちゃべる場所ではないからね。少なくともわたしにとってはそういう場所なんです。
誰にも指図されず、ほっておかれて、ただひたすら肉と向き合い、それと同時に腹ではないどこかも満たされてゆく。
そう、腹を満たしにくるのではなく、胸の中を満たしに来ているのだと思うのです。