10年ぶりの邂逅というのを体験したんです。先日行われた「日本カレー協議会」の発足式でのことでした。
カレーですよ。
「日本カレー協議会」は、なんだか名前は厳しいのですが、カレーで世の中を元気に明るしましょうという理念のもと、主に地域振興でカレーイベントを開催運営している代表者などがあつまって構成されています。それはつまりわたしの知った顔がたくさんいるということ。地域振興とその集まりの横のつながりなどを大事に活動する予定です。わたしも末席をいただいています。お役に立ちたいものです。
その発足式の会場、東京タワーの中にある「シディーク」で出会いがあったんですよ。
櫻澤さん。
2011年の年末のこと、産経シティリビングの記事でお世話になった編集部のミキカリーさんが紹介をしてくださって、銀座のお店に出かけて行ったことがありました。
「蜂の家」
というカレー専門店。
発足式でそのお二人と10年ぶりの再会となったんです。なんとも驚きました。お二人ともお元気そうで大いに活躍していらっしゃって、嬉しくなりました。
会場では皆さんが持ち寄った各地のカレーが食べられるようになっており、柏カレー図鑑の波木さんが持ってきたカシミールなどおかわりまでしてしまったよ。あれ、おいしいなあ、いいなあ。
そこに「蜂の家」のビーフカレーが置いてあったんです。甘辛でとてもおいしくて、そんなこともあり久しぶりに「蜂の家」の実店舗でカレーが食べたくて仕方なかった、というわけです。
さて、東銀座、ご無沙汰していた「蜂の家」。
相変わらず印象的な店頭で、蜂の巣を模した2階部分が洒落ているんです。カウンターについて注文したのは、
「アボカドカリー」
ちょっとなんだか普段は食べ付けないアボカドなど食べてみたくなりました。
久しぶりの「蜂の家」のカレーソース。うんうん、大変に美味しいな。結局わたしはいつもいろいろいうけれど、こういうのが好きなんだよ。ちょっと欧風、老舗の洋食店が丁寧に作った良いカレー。甘くて、濃厚で、どっしりしていて。そういうものが大好きなのです。
ビーフが、たまらない。お肉は正しくビーフカレーのビーフです。脂の部分に幸せ宿るアレですよ。カレーに入って生きてくる肉の質や味というものがあるなあと思っています。まさにこれがそれでした。
青々しさ強くてねっとりとした存在感あるアボカドもいいねえ。こんなにカレーに合うのだったっけか?と訝しんだりしてね。カレーもなんでもいいわけではなく、こういう洋食的で強いものに合わせるといいということなのかもしれないなあ。
特筆はごはん。きちんとしています。パリっと水分少なめで炊けており、カレーに実によく合うんだね。こういうごはんを出してくるお店は信頼できます。感心してしまったよ。
櫻澤代表はいらっしゃらなかったですが、大変な満足。
ずいぶん来ないうちにメニューのブラッシュアップもあって、カレーソースの幅が増えたり、「蜂の家」のふるさとでもある長崎の名物、ちゃんぽんなどメニューに加わっていました。
また別のメニュー食べに来ようっと。