11月1日に1年ほどぶり「ごろごろチキンのバターチキンカレー」復活です。
カレーですよ。
ホームページをみると「多くのお客様のご要望にお応えして」という文言も見えました。
非常に人気である、ということだね。うまいんである、たしかに。
「松屋」
のこの料理。
バターチキンカレーとなっているわけですが、日本での北インド料理、ムガル料理が主流であること、インネパ店の台頭、日本人にとっての口当たりの良さ、そして「辛口ではないインドカレー」という認知の拡大からバターチキンはインド料理でもなくイギリスローカルでもない「ニッポンのカレー」となりました。なった、と言い切りたい。言い切っていいでしょう。だって松屋のメニューにあるんだから。松屋の、
「ごろごろチキンのバターチキンカレー」
なのですよ。もはやとっくにニッポンのカレーです。
食べればわかるこの味、このチューニング。なぜかココナツミルクを堂々ホームページに記載し使用する謎レシピ。むしろ面白いと感じます。確実にジャパンローカルのバターチキンが完成、普及したのだと考えられます。
まああれですよ。おいしいんであるよ。おいしければいいのだよ。いいけどさ。
いいけど、なんか、なんかモヤモヤは残るんだよ。なんでかなあ。まだそういう時期なのだろうね。
きっとそのうちそんなことを言う輩は一掃された時代になります。間違いない。
だから、ムルグマカニとかチキンティカマサラが、とかごちゃごちゃと野暮なことは言わずに黙って食べるのです。これは、「松屋のバターチキンカレー」という料理なのだからね。