ちょいと気になる面白いメニューを知って遠征を試みることに決めました。びっくりメニューなのであります。そして食べて2度びっくりするわけです。あららこれは旨いではないか。B級的良さがあるぞ。
カレーですよ。
行き先は千葉県香取市。下小川というところに向かうのです。結構遠いぞ。
その料理を何で知ったのか。少なくともテレビを持たないわたしはテレビ以外の何かで知ったはず。もしかすると塩崎省吾さんと話したのか、彼のブログを読んだか、かもしれません。
https://yakitan.info/archives/karen
なにしろ焼きそばだからねえ。そのセンが強いな。
しかしこれ、聞いたこともない謎焼きそばであります。焼きそばかどうかも定かではないのですよ。ちょっと船橋ソースラーメンのことも思い出しました。
「華蓮」
というお店です。
なぜ焼きそばの店に足を運ぶのか。いや、焼きそば店ではなくて町の中華料理店ですね、ここは。
とはいえその焼きそばが名物だそう。理由、もちろんカレーです。外にあるあんどん看板を見ると「スープカレー焼きそば」と書いてありました。うまい棒でこういう味のやつがありそうだな。そんな捉えどころのない「スープソース焼きそば(カレー味)」をわたし自身の舌で捕まえるためにやってきました。(表のあんどんとは表記が違うのが興味深いな)
さあ注文だ。本当にもうピンポイント、1ミリの迷いも無く、
「スープソース焼きそば(カレー味)」
を注文しました。あ、半ライスもね。やっぱりごはんないと。
やってきた「スープソース焼きそば(カレー味)」、麺はラーメンっぽくはなっておらず、これから焼きそばになるんだよ、というような感じの、、感じな、、感じじゃないかなあ、と思います。が、焼いてはいないんだよね、これ。
スープはラーメンスープとウスターソースのミックスかしらね。これが絶妙なんであるよ。ひと口目にふわりとソースの香り、味がきます。おおっと思っているとそのあとすぐに香り、味に慣れて落ち着いてきました。そこでほんのりカレー粉の香りがやってくる、という2段構えの楽しさ。そのお味、見た目や具材等の内容ではわからない繊細さがあると感じました。出汁からくるものだろうかね。
これはソーセージのミジンかな。それも魚肉系のふんわり食感でこれまたB級を醸し出すんですが、実にぴたりとこの焼きそばのキャラクターに合っています。キャベツのくったり具合もちょうど良く、これはなんだか練り上げられた味だなあ、と感じました。
カレー粉、追加できるのがまた楽しいのよね。うれしいんですよ。
あくまでカレー味を名乗るメニューなのですがカレー粉を追加して、もう少しカレーに寄せてやるという楽しみがあります。
とはいえスープが美味しいのでそのバランスを崩すところまで入れてはいけないよ。あくまでこれは焼きそば、、、え、焼きそばってこういうもんだったっけ?意図意図なものが揺らぐ一瞬がありますとは言え美味しいからいいの、分類なんかどうでもいい。。
そして白ごはん、やはり頼まざるを得なかったな。初めから決めていたけどね。初めから決めて一緒に頼んだらスープと漬物、ザーサイをつけてくださいました。定食形式だ!とても嬉しい!!漬物あると安心感が違うよねえ。
とにかく面白かったというのがまず来て、とはいえきちんと美味しくてもう一度驚いて。結果、また食べてみたくなりました。これ、いいと思います。おいしいです。
違うメニューも頼んでみたいんですが、中華屋さん好きだもんで。
でもこのハマる味からどう抜け出して他のメニューにたどり着けるものか。手探り中であります。