酒悦の福神漬けは特別なのですよ。あ、特別なのは、缶のやつね。
カレーなしよ。
「酒悦の福神漬」というだけでもう特別なわけですが、もちろん他の瓶詰めやビニールバックのものも良いものばかりなんですが、やっぱり缶。缶がいいんです。缶のものは歴史が古く、昔からレシピを変えていないようで、そこに価値を感じます。
正式名称、
「福神漬6号缶」
と言います。
福神漬けは醤油漬け。もともと缶詰にするのに程よい品質性能で作られたもので、やはりここは伝統を重んじて6号缶を選びたいものです。
缶切りで缶を開けると瓶のものよりも醤油の色の黒さが際立ちます。深く漬かった7種の野菜。大根、なす、なた豆、蓮根、かぶ、しそ、うり、根菜がメインです。味が違うですよね、漬かり方が深いし色も濃い。なんでも一つの野菜ではなく7種もの種類をつかてある理由の一つに季節やその年ごとの豊作、凶作で価格変動があった時に各野菜の量、バランスを変えて値段変動を吸収するという役割もあってのことだったとか。面白いねえ。よく考えられています。
で、ですよ。
ここからは極秘事項です。
酒悦の福神漬(缶に限る)。あれの残った漬汁。黒くて甘くてしょっぱいやつ。あれをね、卵かけご飯に使うんです。
得も言われぬ味になるんであります。
これは、極秘。