久しぶりに懐かしいひととデートと相成りました。カメラつながりのユミちゃん。10年とは言わないですけどふたりでしゃべるのは5年どころではないんじゃないかしら。
カレーですよ。
楽しい時間だったなあ。
メッセージのやり取りをしているときに、彼女から「ラムが食べたい」という希望を聞いていたんですよね。えーとね、カレーはやめようと思ってた(笑)。ラムとマトンはスパイス料理のお店なら簡単に手に入るはずですけど。
それで、思い出したお店、ありました。ちょっと行きたいと思っていたお店なんですが、ランチじゃないと一人で行くのは勿体無い、と思ってたんですよ。上野の歓楽街にある、
「シノバズブルワリー ひつじあいす」
というお店です。
読んで字の如し、の店で、でマイクロブルワリー併設で羊が楽しめるというこの日に打ってつけのお店でした。メニュー、よかったなあ。サラダ以外ほぼ羊づくしだったよ。
「ラムチョップ2本+おまかせステーキ」「ラムメンチ」「ラムのパテドカンパーニュ」「チーズとろーり羊飼いのシェパーズパイ」「シャキシャキラムじゃが炒め」「羊レバー辛味噌」と、ふたりでメニューの1/4 くらい網羅できたかも。やっぱり一人で行くとこういうのはできないもんなあ。いや、ハズレなしのおいしい料理だったんです。
ラムチョップの肉がぷるんぷるんした食感で驚きました。うわあ、おいしいと声が出ちゃいました。
パテドカンパーニュはそりゃ当たり前、冷製なんですがくさみ、クセが上手に抑えられていてセンスがいい。
羊レバー辛味噌、これも印象的で。日本酒のアテに良さそうだったな。ラムメンチはおかわりしたくなる味でした。サンドイッチにぎゅっと詰め込んでもよさそう。他もみんなおいしい。なかなかのもんです。
ビールもよかったです。クラフトビールの飲み比べのセットなどあって楽しいんだよね。この日は頼まなかったけど、飲み放題のコースを選ぶと席に設備してあるタップから自分で注ぎ放題!ああ、これは本当に魅力的で楽しいプランではなかろうか。いいなあ。試してみたい。
で、カレーもあるんです。いや、うん、夜もカレーあるの知らなかった。いや、昼飲みだけど。
「ひとくち薬膳黒スープカレー」
これがかなりのものだったんです。
スープカレーを標榜する「ひとくち薬膳黒スープカレー」。が、まあそうなんですけど、どちらかというともっとアジアの民族料理寄りと感じるオリエンタルな感じ。いいねえ、これ。
さらさら仕立てのキーマカレーという感で、ごはんにかけてあるというよりも、ごはんがカレースープに沈んでいる感じでこれも悪くない。おじや的ですな。もしくは失礼承知でいえば日清のカレーメシ的なあの混ざった感じ。いい意味でね。
スパイス使いが強く、上手で気分がいいものなんですよ。かなり旨いぞこれ。羊とクミンという組み合わせが改めてとても相性が良いものだと思い知ります。週替わりのランチメニューにもたまに出現するようなので近隣に勤める方はチェックすることをお勧め。非常に旨いよ。
聴力を著しく奪われてから人と喋ったりコミュニケーションをとることが億劫になっていることを自分でも自覚をしています。遺憾な、と思います。それで、知らぬ間にできたその壁をなんとか乗り越えてやると忘れていたものを取り返せる気がしました。
なんだかんだでごはん以上にやはり「人と人」が楽しいんだよね。逆にごはんとお酒があるからもっと「人と人」が楽しいんだな。