久しぶりにやってきました、行徳のあのお店。こじんまりした店内、感じが良い店主とうまいメシ。気に入っています。
カレーですよ。
もう1年くらい経ってるな、前にきたの。あの時はビリヤニを食べたはず。
ブログ書いておくと色々と思い出せて便利です。
ラクナウスタイルのビリヤニやニハリ、ハリムなどの料理が揃うここ、
「行徳ビリヤーニーハウス」
は、ムガル帝国料理の専門店ということになるかしらね。イスラミックスタイルレストランということでもあります。とはいえくだけた店で日本人向けにビールもワインも焼酎も用意があるようでありがたい。
この日はわりと元気がなくてね、アルーゴビでも食べるかあ、と思っていたのですが(野菜所望)店主のカーンさん、今日はないよ、とのこと。それでおすすめを推されてそこから、
「ナハーリー」
を選びました。いわゆる脛肉シチュー。オッソ・ブッコ・イン・インディア、なのですよ。ミラノとオールドデリーを繋ぐ骨付きマトン煮込みなのです。期せずして野菜所望だったはずがなぜだか肉料理のど真ん中となりました。こんなことはよくあることです。がんばれ、気持ちとおなか。
おおお、すごいのが出てきたぞ。
こりゃああれだ、マンガ肉です。骨付き肉とくればギャートルズ、園山俊二さんです。
肉はまさにシチュー肉で、念をこめて視線を送っただけでほろりと崩れるやわらかさ。つまりほっておいても知らぬ間に骨から離れるくらい、ということです。
素晴らしい煮込まれ具合でね、ゼラチン部分のつるりとした食感や繊維に沿って美しくほどけたマトンの美味しさといったらありません。素晴らしいなあこれ。味付けはあまり色々とやっていないのがまた好ましいのです。塩と少しのスパイスと、あとはマトンの力。そういう味で、説得力ってもんがあります。
ナーンとサラダがついてきました。
味変アイテムとして漬物類などあれば嬉しかったんだけどね、アチャール。そ雨いうのはついてなかった。なのでサラダにたっぷりかかった甘いドレッシングをちょいとナハーリーに混ぜてやったりして楽しみました。これ、なかなかオツなもんでありました。
店主に「どうよ?」と問われ「サイコーだね!」と返します。
よし、また来よう。
このお店の味のアルーゴビがやっぱり食べたいのだよ。