カレーですよ4976(土浦駅 パークガンダーラ)常磐線の旅。その2

土浦駅のホームにいました。電車というのは見るのは楽しいけど乗るのは厄介なんであるよ。そしてその厄介を手懐けるのが楽しいのであるよ。こんなことを言うのもクルマにばかり乗っているからで、普通の人は普通にやっていることです。

 

 

カレーですよ。

 

 

他人の都合を含めて動くのが鉄道であり、公共交通機関であり、ごく当たり前のことです。それを使うことをすっかりサボっていたというわけであります。

それで、久しぶりに青春18きっぷなぞ手に入れて長時間の電車移動なんてのを楽しんでいます。なかなかおもしろいなあ。いかに人の都合を顧みず生きてきたかを思い知り、これからは皆さん優先で生きていこうと決心する寸前まで来ています。寸前で必ず止まるのです。止めるんです。わたしの一存で生きていこう、とね。

さておき、上野から電車に乗って土浦に辿り着きました。

駅前という場所にすっかり縁がなくなってしまったわたしなんですが、当たり前だけど駅前はやはりいろいろとお店があるよね。1軒、駅の改札を出てデッキの階段上から見えるお店を見つけました。

 

「パークガンダーラ」

 

という名前。パークはパキスタンの意味でしょう。乗り換えの時間なども考慮するとこの距離は都合がいいな。お店に向かうことにします。

そろそろランチの終了30分前という感じした。身内風のパキスタン人のおじさんがキッチンのそばの席にひとりとコックさんがいます。コックさん、にこやかでおしゃべり好きそうな感じの人。メニューを眺めてプラオでも食べようかねえと「アフガンプラオ」を頼むも品切れ。では、と

 

「ベジタブルビリヤニ」

 

に。飲み物もついてきます。

出てきた料理はクセなくお腹にサラサラと入っていく良ビリヤニ。うん、こういうのでいいのよ。こういうやつがいい。

お店の中は最近ではすっかり嗅がなくなった、タンドールや料理のこげなどがうっすら堆積したような、懐かしい昔のインドレストランなどで匂うあのにおいがするのが楽しかったな。あの匂いの店、少なくなった気がしています。なんでかしら。

あれはなんなのだろう。だいたい同じにおいになっているんだよね。いろいろ体験して以前一旦、結論として出てきたのがあります。タンドールを新規で設置するときの作業ってのがあってね。空焼きと内壁のコーティングやらなんやら的意味合いでクズ野菜をジャガリだかで煮込んでドロドロにして、それを新品のタンドールの内壁に塗っては弱火で乾かして、を数回重ねて使用状態に持っていくというの知ってます。インドに行った時にその作業見せてもらったこともあります。

わたしも自分の個人使用タンドールで(自慢)あの作業をやったもんね。あの匂いはそこらへんからきているのではないかと思ったんです。今となっては少々自信がないけど。

 

ビリヤニ、例によってちょいと食べきれず、です。包んでもらいました。

リュックの中にビリヤニ弁当を持って電車で旅をしているようなインド鉄道旅の気分です。

ちょっと楽しいな。