反省をしたのですよ。最近ついついタイ料理が後回しになっていました。自宅でヤマモリのタイカレーを食べるとけっこうな満足感で「これでよかろう」という感じになってしまっていたのです。うむ、いかんなあ。
カレーですよ。
いかんいかん、これじゃあダメだ。現地のリアルな料理があってのレトルト食品なわけだからね。あまりに上出来なので(昨日も食べたよ)それでOKになっちゃってるのは本末転倒。なので、反省がてら、久しぶりの外食タイ料理とします。
錦糸町にやってきました。錦糸町とくればこの街が本拠地である、あそこへいかねばね。
「ゲウチャイ」
です。本社があります。
なので錦糸町店と、あと成田店は旗艦店と言っていいでしょう。なぜ成田も、なのかはタイ料理屋さんにでも誘いがてら、あたしに直接聞いてください。
平日月曜日の13時、店内、盛況です。おお、にぎわってるねえ。圧倒的に女性客が多いですね。なるほどなあという感じです。男性より女性の方がタイ料理が好きな人が多い感じがするんですよね。
久しぶりのタイレストラン。忘れていた感覚が思い出されます。扉を開けると聞こえてくるサワディーカーの声。かわいい感じのイントネーションのタイの言葉の耳心地良さ。従業員同士のやんわり、和気藹々な感じのおしゃべり。ああそうだったな。タイの空気感ってのはこういう感じだよな。なんだか気持ちがやんわりしてきます。強めのクーラーの風もらしさを強調してくるぞ。
ランチのセットから、Aの、
「ゲウチャイセット」
を注文。
「鶏肉とインゲンのカレー炒め」がメインディッシュで「豚肉入りトムヤムビーフン」と「春雨サラダ」がついてくるやつ。やってきたトレーには色鮮やか無料理が3皿。そうだったね、こういう色合いだよ、タイ料理は。ちょっとウキウキしてきます。
鶏肉とインゲンのカレー炒めは、これはあれだ、パネーンガイだね。コブミカンの香り爽やか。ひりっとするスピードの速い感じの辛さが気持ちいい。長粒米の香りも高く、予想以上のおいしさです。いんげんのしんなりした感じも悪くないね(好みはシャキシャキなのだけど/笑)。
春雨サラダはご存じのヤムウンセン。実は結構味のばらつきが多い印象のヤムウンセンなんですが、ゲウチャイのものは流石の出来。酸っぱすぎず尖りすぎず、食べやすくバランスがいいね。強く酸っぱいタイプもきらいじゃないよ。
豚肉入りトムヤムビーフン、クイッティアオナーム。麺は細い米麺のセンミー。これもとてもいいお味。トムヤムとあるけど酸味をトゲトゲさせないのがいいね。どちらかというとゲーンジュー寄りの優しいスープでした。干しエビやナッツなどからやってくる食感の変化が楽しい。これおいしいなあ。
料理はどれも大変美味しいです。ちょっと洗練を感じる味と感じました。
デミタスカップのフチいっぱいに入ったレギュラーコーヒーもきちんとおいしいのに感心させられます。
サワディーカーとコップンカーの飛び交う優しい世界。
マーケットの喧騒や強いにおい、モダンなデパートとショッピングモール、猥雑と優しさが不思議にバランスするナイトクラブ。あのバンコクの楽しい時間が思い出されます。
久しぶりにタイに行ってみたいなあ。