道の駅 保田小(ほだじゃなくて「ほた」、ね)が好きなのですよ。
元小学校、その廃校をリノベーションしてあるというのがいいんだよ。学校という空気を上手に残してあっていい感じなのです。
カレーですよ。
その上小さな入浴施設や教室に泊まれるという宿泊施設なども附帯させてるのがうまいなあ、と思わせます。センスいいよね。
「里山市場きょなん楽市」は地産のマーケット。食品が多いのですが、オリジナルの保田小学校グッズなどかなり面白いものが売られていてちょっと欲しくなるんです。体育着Tシャツとか保冷バッグはかなりいいセン行ってます。そんなこんなでこちら方面に来ると必ず立ち寄っている場所。
で、カレーだよ。
小学校でカレーとくれば、やはり給食のカレーシチューでしょう。そこらへんを押さえているのもさすが、なのです。2階建ての小学校の1階に
「里山食堂」
の名前で食堂があります。
飲食施設は3〜4軒入っていてどこもなかなかに面白いんです。本格的なピッツア釜をもつピッツェリアなどもあったりします。地産の食材を活かしてていいんだよね。中華食堂は閉まっていました。前も閉まっていた記憶があります。もし入れ替わるなら郷土色を強く出す海産物中心のお店なんか良さそうです。良いお店が入りますように。
「里山食堂」は給食専門。そこがとてもいい。この施設のメインをはれると思うんだよ。で、注文はメインアイテムであろう、
「保田小給食」
とします。
懐かしい給食の雰囲気を上手に残した定食セット。なによりもカレーシチューが含まれるのが価値ですねえ。カレーメニューは給食スタイルではないんですが「校長先生のカツカレー」というのがあったよ。
さて、カレーシチュー。
カレーシチューというものはカレーではないのです。あれはあくまでカレーシチューなのだよ。かわいい味、とでも例えましょうか。ミルクっぽい優しい味がしてなんとも懐かしい気持ちにさせられます。うん、これこれ。そしてこれやっぱりはカレーではないな。それがいいな。
しかしそれと同時に、フレンチのシェフなんかがカレーを作るとこういう着地はあるんじゃないかと思わせるところもあるんですよ。大変に面白い。乳成分を多く投入したカレーを食べるとそういう感覚になります。これ、すきだなあ、おいしいなあ。
そしてごはんと合わせる時なんですが、なんだかごはんにかけるのは間違ってる感覚があるんだよ。だからスプーンでごはんを浸して食べるスープカレー食べになったりします。最後はついついカレーの中にごはんを投入。しかし決してごはん皿にカレーをかけることはしなかったんです、なんとなく。これはまあ、個人的な感覚と子供時代の体験からくる話しです。
赤いウインナもいいねえ。タコさんではないのはこれが家庭で作るお弁当ではなく、給食室からやってくる給食だから。なのでとても正しいわけです。
ハムカツはこんなにゴージャスな厚さではなかったよなあ、と子供時代を思いつつ、大人になったのでこっちがいいよね、と思うわけです。ちゃんと旨いじゃないの。いいじゃないの。
逆に鯨フライはこんなに薄くなかった記憶が蘇ります。塊肉、たとえば小さめの鳥唐揚げ的だった記憶があるよ。味はちょっとレバー風の感じも受ける鯨の肉。これも悪くないねえ。
うむ!ピーナツみそ。
何しろ千葉の給食だからね。これがスタンダード。なるほどなるほど。
なかなかに楽しめる給食でありました。
牛乳、欲しかったな。券売機にあったけど、売り切れてた。こんどは牛乳あるといいな。