わりと間をおかずに再訪問。やっぱりお店に入った途端にニヤニヤとしてしまうんです。気分がいいから。カッコいいんだよな。
カレーですよ。
センスいいんですよ。それで、楽しくなってつい顔がゆるみます。
こんないいお店があったのかあ。前回同様楽しくなってしまいます。京王柴崎駅のそばにある、
「咖喱ふぉるにあ」
には驚かされました。柴崎駅は少しご縁がある場所なんですが、カレーという括りを失念していたなあ。こんなにいいお店があったとは。店主にお聞きしたら間借りでやってらっしゃるそう。が、月〜金で毎日がっちりランチを回してもう3年。立派なものだよねえ。これはもう飲食店本業と胸を張っていいと思います。
この日は、
「3種盛り」
をオーダー。
マトンキーマ
ざらり、ごりりとした印象の粗挽き、いや、荒く叩いた感じかな、マトンのキーマです。ピリッと辛く、男っぽいカッコいいカレー。なのにどこか優しさを感じるのが不思議なんだよ。これ、旨いなあ。
グリーンカレー
これは旨いぞ、旨いなあ。甘さと辛さ、ハーブの香りの融合がとてもバランス良くて、尖んがらせず洗練があります。なるほどなあ、タイのゲーンでこういう仕上げかあ。とても好みです。これも本国という縛りから解き放たれた自由と伸び代を感じる良カレーです。もうね、おかわりをしたくらい旨い。いい。
南インドポーク
カレーリーフの香ばしさ感じる良カレーです。らしさあふれるも個性を越えてくるクセはつけていないと感じます。この落とし所の軽やかさ、自由度が魅力的だねえ。
このお店の料理全体に言えることだと思います。
とにかくおいしい!というのがまずきて、その美味しさに現地縛りなどのリミットをつけずに素直においしいものを追求してらっしゃるという姿勢を感じます。そこがとても好感を感じるところ。こういうのかいいなあ。逸脱せずに、でも自由。落とし所ががいい。
この間は気がつかなかった階段下のちょっと狭い快適なスペースに座らせてもらったんです。
これがまたなかなかに気分が良い席でね。お店の中で自分の存在感消せる感じの席なんです。
まさにここは秘密基地。
大人っぽい隠れ家を見つけてしまったよ。ほれぼれしました。なので、連載誌の取材をお願いしちゃいました。