わりと近所(クルマで15分)にオシャレカフェがあるのです。あるのを知っていたんですが、なかなかタイミングが合わなくて行けないままでした。2軒並んであるんだよね。
カレーですよ。
なんだここはというような場所なんです。駅からは近いんだけどね。近くなんだけど、えっ?と思うロケーション。木材倉庫の中なのです。
周り全部木材倉庫。海沿い全部倉庫、もうちょっといくとたまにガントリークレーン、みたいな。そういう場所。わたしが住んでいるのが江東区だから、だなこれは。新木場なんであるよ。
港の倉庫のリノベーションなどバブル時代からオシャレの発露的に定期でやってくる感がありますよね。カッコよくて大好きなので大歓迎です。
そしてここにカレーがあるんだ。そのカレーが問題なんだよ。
「HARE GINZA/ハレギンザ」
その名前をご存知か。30年ほどの営業歴をもつ銀座のバー。2021年春に銀座からお店はなくなったんですが、人気メニューだったカレーを柱として江戸川・中葛西に冷凍カレーのファクトリーを構えることとなったんです。
ファンは嬉しかったはず、あたしもうれしいです。その「HARE GINZA」のカレーを出しているのがこのカフェ、新木場の
「soko station 146」
なわけです。
HPに「銀座で30年間愛され続けたカレーが唯一食べられるお店としてスパイスカレーを提供」とありました。イートインできるのはここだけ、ということかな。
ずいぶん昔し、小さなオートバイに乗っていたコゾーの頃から夢の島界隈にはよく通ってましたが、そのクセが抜けなくて、人がいない場所に行きたいと新木場方面にに足が向くんです。そのなかでこのカフェを見つけ、「HARE GINZA」の名前がメニューにあることに気がついて驚いた、という次第。やっとご対面。
「HARE GINZA CURRY ハーフ&ハーフ」
カレーをHARE GINZAの看板メニュー「アース」と辛口の「スペシャル」のチョイスとします。
「スペシャル」は甘くて辛くてローズマリーの香りが高いもの。ああ、これあんまりない感じで新鮮。大変に美味しくて、記憶に残る味です。もう一つの「アース」はコク深いコリアンダーとかカルダモン、青々しい香りが爽やかなやつ。
どちらもとてもおいしい。どちらも口の中に残る香りがとてもいい。気分がいいんです。洒落たカフェで提供されるのに合い相応しい味だと感じます。
店内、快適。倉庫の2階をリノベーションしたようで、テーブル数少なめにおさえてあり広さを贅沢に味わえます。天井も高くて、入り口側に大きな窓を抜いてあるから光がたくさん入るのと、壁の白とで店内は明るく開放的な雰囲気。快適でしたよ。
食べ終わって店を出て、ぶらりと歩いている途中にオレガノやローズマリーの香りとトマトからなのか「おや、今日のランチイタリアンだったっけか」など思ったりするんです。
なんだかおもしろいな。
実は隣にもカフェがあって、そこにもカレーがあるのを見つけてしまったよ。
そちらにも入ってみよう。