いちやまマートは山梨方面によく出るわたしにとってお気に入りのリセットポイントなんですよ。なんでスーパーマーケットがリセットポイント?という人もいるよね。そうだよね。
カレーですよ。
スーパーマーケットが好きなのです。大手のスーパーも面白いし見るべきものもあるのですが、やはり地方の地域店、小資本の地元に根付くスーパーマーケットが面白い。当然物流から仕入れ先まで大手とは規模が違うわけです。その規模の違いからくる面白さが強く出るのが地方スーパーマーケット。地の物の野菜やくだもの、魚に肉とその土地のカラーが強く出るのは見ていて楽しいです。
特に好きなのはむかしの青果店や肉屋などが持ち上がりでスーパーマーケットに業態を移行したような、お安くて素朴なものを扱う店。例えばわたしが好きなのは千葉・成田のもう少し先にある香取市観音にある「スーパー うい」。野菜類が地のものが多く、お安くて新鮮。一袋の量の多いものも売っていてそういう右所からこのスーパーの立地や背景が見えたりするところもあります。それとお惣菜。とにかく種類が多くて飾らない素朴なものが多くてすごく魅力的なのです。
わたしがイチオシの山梨県のローカルスーパーマーケットチェーン、
「いちやまマート」
は県内13店、県外2店と大きな規模を誇ります。
これくらいの規模感になるとPB商品も出す意義が出てくるし、そのPBを県外におろしたりという自由も出てきておもしろくなってきます。丁寧な商品セレクトと自社ブランドの真面目で一途な開発の取り組みには肩入れする意義が十分にあると思っています。オリジナルのPB製品のクオリティが非常に高くてね、だから愛用中。クルマがこわれて足がしばらくない期間、とても恋しかったんであるよ。スーパーマーケットが好きなんであるよ。山梨は公正屋もオギノもいいぞ。
さて、新しく(中古だが)クルマを得てさっそく「いちやまマート 上野原店」へ向かいました。PB製品のなかでも推している大好きな瓶詰めなめたけも確保。そうだ、最近はなんだかストックが無くならなくて自腹レトルトを控えていたんだけど(メーカーさんが試食でどんどん送ってくれる)あんなこと(クルマの故障〜遠出不能)もあったので買っとこう、と手にしたのが、
「美味安心 ビーフ・カレー」
たべたらこれ、すごく良いものであったんです。
欧風カレーというのもちょっと定義が曖昧だと感じているんですが、洋食風の下世話カレー、家庭カレーではない高級欧風カレー、レストランカレーに近い方向性を持っています。素直に「旨いなあ」と声が出てしまうぞこれ。いやだって本当に素直に旨いんだもん。
ピリ辛の濃口うま口で肉の大きさと手応え、うまさが期待値を上回ってくるねえ。こりゃあなかなかのものだよ。旨いカレーを正しく詰めていくとこうなる、という見本のようなカレー。これはまいりました。
こういうのをストックするべきだよなあ。
忖度なし、だから自腹。すぐにまた食べたい。おいしかったあ。