カレーですよ5275(レトルト 東京スリランカチキンカレー)小野員裕さんのカレー。

テレビのロケが自宅に入りました。ブツ撮りとインタビュー少し、です。ディレクターさんがカメラを抱えてやってきました。

 

 

カレーですよ。

 

 

撮影機材、小さくなったよねえ。しみじみ思います。このロケの翌週のスタジオ収録、機材ばっかり見てました。クレーンのアームが細くてスマートになっててリモートのコントローラーとか使いやすそう。カメラもえらく小さいよねえ。

別にわたしはテレビマンでもなんでもないですが、デジタルガジェット業界の端っこにそっと立ってたりして、20年くらいそういうものをいろいろ見てきました。テレビにも演者としてちょこちょこ出てたしね。そういう時はやっぱり機材見ちゃうんだよねえ。

いつぞやセミレギュラーで1クール、メーテレさんの番組に参加してたことがありました。わたしがクルマを運転、仲間とキャンプに行くというシチュエーションでの撮影。ダッシュボード、Aピラー、その他にGoProが3台ほど仕掛けてあって「そんじゃあはぴいさん詳しいし任せますので/笑」とかカメラさんクルマ降りちゃうし(笑)。そんじゃあ、とわたしが3台の録画ボタンおして「では回りました。本番です。3、2、1、パチン(手を叩く)」をやったりしてました。いやオレ演者なんだが(笑)そっからクルマを運転、セリフをしゃべりつつ演者に戻ります。なんか面白い仕事だったな。

プロニュースさんに幕張呼んでもらってプロ機材のトレーディングショーの期間内ラジオ局で番組1本持たせてもらたこともありました(しゃべったのは幕張界隈のカレーのことだけどな/笑)。あれ、おもしろかったなあ。iPhoneは3GSになって動画が撮れるようになって、GoProはHERO3くらいから徐々にカジュアルなものになって、1眼で動画撮るようになって、という変遷を眺めてきました。だからこの日のような時に感慨深く感じます。

 

そんななか、ぼーっとしてる場合ではなく仕事をするわけですが、ディレクターさんとのやりとりの中で「レトルトカレーを食べてるシーン撮りましょう!」ということになりました。ディレクターさんと会話しながら、カレーを食べる、というようなシチュエーションが欲しいみたい。数あるストックの中から選び出した、元祖カレー研究家、小野員裕さんの監修による

 

「東京スリランカチキンカレー」

 

これは間違いのないやつです。前に一度食べてるんだけど(小野さんが「感想聞かせて」っていって送ってくれた)いいものですよこれ。大人っぽい仕上がりです。

カレーですよ5218(レトルト 東京スリランカチキンカレー)小野員裕さん渾身のレトルト…

テレビの人に銘柄を指定されたりなんだりとか指示はなかったんだけどね。ただおすすめを、と言われて選んだのです。ちょいと小野さんに喜んでもらいたくてさ。

せっかくだから金属のボージャンタール、仕切り皿を使って。白メシはちゃんと長粒米を用意して。レンジアップで完成するいいのがあるからね。便利だなあ。こういう撮影の時は在庫と瞬発力だよ。そういうのあるから声かかるんだよね。備えよ常に、だ。

湯煎したレトルトパウチの封を切るとよい香りがふんわり。香りのエッヂ鋭く、しかし旨味強く。甘さ抑えて鶏の旨みを全体に回し、すっきり仕上げた上々のカレーです。やっぱりこりゃあいいな。

 

さて、オンエアは5月終わり頃、はたして画面に登場するや否や。

そんなことを小野さんに伝えようと思っていた矢先に、小野さん、死んじまったな。なんてこった。