カレーですよ5327(高島平 板橋区立熱帯環境植物館)古川音さん「マレーシアのごはんトーク」へおじゃま。

すごく楽しかったんです。友だちに誘ってもらって知った高島平にある「板橋区立熱帯環境植物館」。植物園かとばかり思って行ってみれば、小さな水族館でもあり、博物館でもあって、とても興味深い展示のある良い場所だったんですよ。

6/25からはじまった「マレーシアの食文化「ごはん紀行展」」という展示とトークショーを目当てに出かけて行きました。

 

「板橋区立熱帯環境植物館」

 

は、東南アジアの熱帯⾬林を再現をテーマとした展示がメイン。地上は当然ながら緑生い茂る熱帯雨林です。

そういう場所につきものの水辺を地下部分に配し、⽔族館としての機能も持っています。海⽔、汽⽔、淡⽔ゾーンがあって驚くべき大きさの魚や目玉である巨大なエイなどが悠々と泳いでいて目が離せなかったぞ。かなりすごいです。

植栽面積は1000平方メートルの規模、地下1階から地上2階まで吹き抜け構造で高さのある木も難なく収められています。隣接の温水プールと高島平ふれあい館含めた3施設は隣接の板橋清掃工場の余熱を利用した省エネルギー型施設として稼働。なるほどそうなのね。夢の島の熱帯植物園もそういう廃棄熱利用だったよなあ。

で、おめあての

 

「マレーシアの食文化「ごはん紀行展」」

 

は写真展。マレーシア食文化ライターの古川音さんが展示協力協力ということでお名前が載っています。これはいいぞ、とおもったんですよ。音さん、伊能すみ子ちゃん経由で存じ上げています。いや、アジアの料理が好きな諸兄ならまず必ず目にするお名前であるはずです。「アジアごはんズ」http://asiagohanz.com の活動でも知られていますね。

 

館内に入る前に入り口のキッチンカーでナシレマッとミーゴレンを食べました。これがとびきり美味しかったんだよね。ちゃんと葉っぱにくるんでくれるのが喜び倍増美味しさ倍増。ミーゴレンもいいんです。サンバルソースが程よく辛く、旨味深くで感心しました。

実店舗も持ってらっしゃるようなので必ず行かねばいけないな。

 

「マレーアジアンクイジーン」

 

というお店です。

あれ?おや?姉妹店にマレーカンポンの名前があるじゃないの。あらあらそうなのか。それじゃあおいしいのは当たり前か。

それでトークショーの

 

「マレーシアのごはんトーク」

 

ついに音さんとお会いできました。X(Twitter)などではやり取りがあったのですけどうれしい初のご対面。

 

キッチンカーに並ぼうと思っていたらその横に音さんがいらっしゃってお声をかけました。喜んでくださって、恐縮でした。

トークは大変に深く幅広く、熱量高く。本当に面白くて夢中になったよ。お客さんたちもみんな前のめりで質問がぽろぽろと飛び出しての活況。いい感じだねえ。

 

なんでこの場所でマレーシアのトークショーが、と思ったのですが、板橋区はマレーシアとの文化交流があり熱帯環境植物館にはペナン植物園から寄贈された植物なども多いそう。相互の植物園同士の友好提携が板橋区とマレーシアとの文化交流のきっかけだそうで、同館設立の1994年、設計段階から熱帯植物についてペナン植物園から助言などもらっていたのだとか。

その後も植物・種子の交換や技術交流などが続いており、いまではペナン植物園には日本の和風庭園などの展示もあるとか。板橋区とマレーシアとの友好交流のキーになっている場所なんですね。

なるほど色々納得。大変有意義な時間だったなあ。

「板橋区立熱帯環境植物館」自体もとても良かったのです。

もう一度、早々に行きたいな。