カレーですよ5333(レトルト 36チャンバーズ・オブ・スパイス マトン ルンダン)限定販売。

レトルトカレー界のヒーロー、36チャンバーズ・オブ・スパイスから新作登場。荻窪陸橋脇にある「馬来風光美食」エレンさん監修のあのルンダンシリーズに新製品がやってきたのです。

 

 

カレーですよ。

 

 

あいかわらず36房のラインアップは賑やかでとんがっています。なんだろうなあ、すごく曖昧な言い方になりますが「音楽や旅に溢れているラインアップ」になっていると感じます。アジアの熱い国を低空腕飛び回る感覚。とても好きです。そうだなあ、勝手な希望だしますが「アンドシノワーズ」となにかやってほしいなあ。

それと36房ではできないんだけど36房と同じノリで、日本の国内の地域の食べ物をパッケージ化するような会社が生まれたらうれしいな。ちゃんとグルーヴを感じられるような、ね。

大手がやらないあの店この店をチョイス、大手が口説き落とせないその店をするりと術中に。こりゃサイコーと言えるでしょう。あの看板背負わせてどれくらいのロット作ってんのよ、とか心配になることもしばしばでしたがしれっとすごい店で見かけたりして戦略ってもんが違う。

36チャンバーズ・オブ・スパイスの動きってのをちゃんと業界動向として把握してないとダメです。いろんな未来が見えるからね。で、真似しちゃダメ。ただ真似するとやけどすっから。おっかないよお。

 

さてと、今回の新作は

 

「マトンルンダン」

 

これが期待を裏切らないおいしさでね。これ、どうやら発売は全国展開ではなく限定的な様子です。なのでwebだろうが店頭だろうが見つけたら確実に買うべき逸品。わすれるべからず、です。あ、クセはあると思うよ。

まず箱からレトルトパウチを出すといつも通り、袋にごりりと大きなものが入る気配。これこれ、これだぞ。塊肉が入っているのが触感でわかる嬉しさよ。なので、封を切ってさらに開ける時は肉ダイブ時のカレーソース飛沫に要注意なんです。いつもそう。

カレーソースはいままで以上にスパイシーでフルーティ。フルーティに感じるのはタマネギの量や炒めの深い浅いからかな。それとも季節からかしら。スターアニスが強く香りカルダモンがりりで爽やか。レトルトカレーがレベル高く数多くラインナップされるこんな時代においても、これだけホールスパイスがたくさん入るのは新鮮だし本気が感じられます。カルダモンなぞ8個くらい入っていたもんね。一袋にこんなに?コストが大変だぞ。スパイス高騰の折、こういう本気の取り組みの製品には頭が下がります。

肉は潔くひとつだけ。しかし、巨大。このシリーズの期待を裏切らないデカ肉です。オーストラリア産の羊肉はよくほぐれ、噛みごたえもあり満足感が高いです。肉自体にもスターアニス香が強く入っておりとてもいい。甘い香りはフェンネルかしら。カフィアライムやレモングラスが軽やかさを作りだしています。スパイスとハーブになれぬ人にはハードル高いかもしれませんが、逆にここまで追い込んで完成させているのは尊敬に値します。初めての人もチャレンジしてほしいな。

今まで以上に「南国感」強く、素晴らしい仕上がりでした。

 

もう一度念のため。発売は限定的なようなので見つけたら確実に買うといいぞ。