カレーですよ5345(山梨八幡 蔵元ごはん&カフェ 酒蔵櫂)酒蔵の牛すじ煮込みカレー。

桃を買いに行ったんであります。毎年7月は何度もそのために山梨まで足を伸ばすのです。

 

 

カレーですよ。

 

 

今年はなんだか腰が落ち着かない夏になったなあ。仕事は相変わらず儲からないけど忙しくて、自分の身の回りもいいこと悪いこと、なかなかにいろいろありました。そんな中、それでも夏1番の快楽としての桃はね、桃の買い出しは外し難いのです。

 

JAやまなしフルーツの各共選所に足を運び(わたしはもっぱらJAフルーツ山梨 奥野田第一共撰所です。ここが好き)、待望の桃を2箱確保、よしよし。そのあといつも立ち寄る農家さん(秘密/笑)の直売所にも行って少し買って。そのすぐ先にある無人販売所でもまた買って、と鬱憤を晴らすが如くたちまち50個越えだよ。ホクホクと小鼻を膨らましつつ、今度は地元民の支持も高いロードサイドの八百屋さんへも立ち寄ります。ここでは桃はなしにしてと。冷蔵庫の都合で欲しいんだけどスイカをグッと我慢。とうもろこしは迷わず買って、と。あ、レタスもカブもカゴに入れましょう。野菜が好きです。

さて、昼メシ時であるぞ。

山梨界隈、近くなら山梨市駅の「デリーベイ」やちょっと離れるが山小屋風のかっこいい建物の洋食店「ウェストマウンテン」など当てもあるんですけどね。たまには違う店でも、と行き当たりばったりに決めたのが、

 

「蔵元ごはん&カフェ 酒蔵 櫂」

 

です。どうやら醸造蔵の「養老酒造」がやっているみたい。以前、千葉・酒々井の「きのえねまがり家」、酒蔵にカフェを作った場所があってとても良かったのでね、その成功体験を思い出しつつ。

 

「カレーなしよ(酒々井 きのえねまがり家)酒蔵カフェの酒粕アイス。」

カレーなしよ(酒々井 きのえねまがり家)酒蔵カフェの酒粕アイス。

 

そういうのもちょっとあっていいんじゃないかなあ、と行ってみるとね。

 

これが予想以上に良い時間が過ごせる場所だったんですよ。

 

「蔵元ごはん&カフェ 酒蔵櫂

 

といいます。

特に求めたわけではないんですが(笑)しっかりカレーが待っていました。うむ、デスティニー。

カレーは限定5食です。うむうむ。おねえさんに聞いてみるとまだ間に合うみたい。では、迷わずカレーを。

 

「日本酒屋の牛すじカレーセット」

 

です。

本当はここの名物でありましょう「鮭の粕漬けごはんセット」にしようか迷ったんだけどね。限定5食にやられたよなあ。

それでね、このカレー、頼んで正解。大正解。いやこれなかなかに旨い牛すじカレーがやって来ちゃったんです。なんでも牛すじを日本酒を使って煮込んであるらしいのよ。ああ〜なるほど蔵元ならでは。たしかにとろんとろんになった牛すじ、素晴らしい仕上がりです。ああ、これおいしいぞ。

 

カレーは欧風寄りで牛すじにぴたりとキャラクターがあっています。いい、いいぞ、こりゃあたまらない。旨い、旨い、止まらない。ああ〜大成功。

小鉢、付け合わせ類もいうことありません。

ニンジンのラペは上手なかつらむきをしてあるっぽい感じで和風を感じます。福神漬けの隣のきゅうりは少し酸っぱくきめたピクルス風。それで、なすのこれはおひたしというか、揚げびたしかなあ。わさびの味が少し入ってとても爽やかで美味しい冷製です。これずいぶんいいなあ。

店内、シックな古民家改築の雰囲気なんですが、お客さんがひっきりなしで気取っておらず、大衆食堂的なんです。そういう感じがまたなんだかいい。

みんなでがやがやと食べる感じが楽しいんだよ。いいじゃんこの空気、なごやかです。店のおねえさんがたも楽しそうに働いていて好きな感じ。うん、全体的に好きな感じです。

行き当たりばったりに選んでしまい偶然たどり着いたわけですが、その偶然が楽しいのが旅の醍醐味。

またこようねえ。