矢継ぎ早、とはこのことでしょう。
2021年の初夏。代々木に「JB’s TOKYO」ができてからしばらくして、年一で店が増えています。代々木での土台作りが完了して、そののち着々、というところかしらね。
カレーなしよ。
2021年6月の代々木店、22年12月府中店、23年8月渋谷ミヤシタパーク店、24年7月海老名SA店、そして今回エキュート赤羽みなみ店が24年7月29日にグランドオープン。見ていて気持ちがいいこの着実な歩み。全店行ってるぞ、あたしは。
ただのハンバーガー店ではないのです。パティの肉を挽き、わざわざ小麦粉をこねて自店舗内でパンを焼き、ピクルスを漬け、というとんでもないフルスクラッチハンバーガー。パンを焼くとかケチャップを作るとかちょっとどうかしてるのよ。なのにいわゆるグルメバーガーの半額ほど。え、なんで?と頭がくらくらするのです。
ほら、写真。パン、粉からだから。
そんな本物のクラフトハンバーガーの店を駅ナカに、高速道路に、ビルインに出してしまうんだからね。しかもオペレーションをまんまに、だもん。やっぱりどっかイカれてる、イカしてる。サイコーだぞ。
そんなステキバーガーを改札ん中だろうが高速SAだろうがどの店もまったく同じオペレーションで提供しているのですよ、ブルース佐藤マスターが。
さて、赤羽の駅の構内、
「JB’s TOKYO エキュート赤羽みなみ店」
が7月29日に目出度く開業。
そしてこの間の海老名SA店のオープンで知った、各店でのオンリーメニュー。お店ごとにここだけでしか食べられないメニューがあるのです。いいねそれ。
「チーズマッシュ」
が赤羽店限定のローカルメニュー。これがうまかったんだよ。
濃いめあまじょっぱの照り焼きソースにいつものデカ旨いパティ。メルトアウトしたチーズとマッシュポテトのちょいねとりの食感という組み合わせがなんかいい、すごくいい。ああ、こうなるかあうまいなあ。これいいね、いい。とても好み。クセになります。黒胡椒をホット気味にガリガリ振ってあるのもナイス。気にいったああ!
まずこのパティが何度食べても本当にお肉楽しめる感じになっていて、かといって変にカッコつけてなくていい意味の雑な感じにまとめててね、そこも好き。いいなあやっぱり。
きゅうりのピクルスも青々した香りがちゃんと残っていて好きな感じなので次はエクストラチャージで増量しようっと。そう決めました。
ブルース佐藤店主、なかなかに厳しい表情でのパティ焼き鉄板前でのオペレーション。それもそのはず、いわゆる駅ナカは人が途絶えることがないからね。とにかく焼き続けるわけです。えらい大変なのであるよ。
お店は大繁盛、それ以上に驚くのが高速道路のSAや今回の駅ナカという立地。こういう場所にお店を構えられる会社、多くないはずです。知見も必要ならコネクションも入り用。大したものなんだよ。同時に客層、環境が違う場所でフルスクラッチのハンバーガーの安定オペレーションというハードル。いやもうとにかく真似できないノウハウが山盛りです。トリプルパティにトマトレタス増量みたいな状況であるぞ。
飲食業に関わるものは一度見ておいた方がいいお店だと毎回思います。
いやホントに。