タビリオンはいつ行ってもお尻が落ち着くいいお店なのです。タイミングやらなんやらで「通っている」などいうには烏滸がましい回数しか行けていないわけですが。
カレーなしよ。
たまに出かけていくとマスターがしっかりと名前と顔を覚えてくれているんです。まったく素晴らしい。飲食店の鏡だわ。
相変わらず「なぜこの店が河口湖に?」と驚かされるシックでセンスがいいカフェ。
たとえば東京、清澄白河や裏ハラあたりにあってもまったく驚かない店が風光明媚な富士の麓にあるのはなんとも痛快。そりゃあ都合が許せば寄りたくなるというもの。それが
「タビリオン」
というお店。
コーヒーも美味、カスタードプリンももっと美味。腰を据えてじっくり味わうべきものがメニューに揃っていると感じます。
壁面一面の本棚は地域のカルチャーを引っ張るなんて言っちゃってもけっして過言ではない面白い本が集まっていてね。これもお楽しみの一つ。インテリアがまた実に素晴らしいんですよね。
隅々までマスターのセンスと趣味がぎっちり詰まっていてセンスのいいおもちゃ箱みたい。そしてマスターは飄々としてちょっととぼけてくれたり鋭く突っ込んでくれたりと、とにかく魅力的で通いたくなる快適さがあります。いいなあ、やっぱり。
ちょっと較べるべきものが他にない大切なお店がここ。いろいろとたまらんなあ。
深夜までやってた時も良かったんだけどなあ。夜の河口湖、行き場所ないからね。