異能のカレー店、発見です。プラモデルとカレーが共存するお店であるぞ。なんだそりゃ。
カレーですよ。
ところは伊勢、近鉄山田線宮町駅から歩ける位置にあります。なぜそんな駅にいたか。あのヤマモリの関連会社である伊勢醤油本舗の伊勢神宮への醤油の奉納式におよばれをいただいたから。素晴らしい体験でした。ガサラキとか思い出した(ダメ人間)。
でね、いや、プラモデルとカレーが共存なんてよくあるじゃんなど言う貴兄に物申したい。違うのです。マスターの趣味でプラモとかフィギュア飾ってあって、とかそんな生やさしいものではないの。プラモデルが作れるの、カレー食いながら。いや、カレーが食べられるの、プラモデル作りながら、が正解かもしれない。それはつまりプラモデルありきなのではなかろうかと思うのですよ。夢のような空間であるのは間違いないです。
さてここ、近鉄山田線宮町駅そばの
「ホビーカフェ・ガイア」
店内で威容を誇るのが驚くべき塗装ブース。ガッチリとダクト組んであって足元にはコンプレッサーあってマジモデラー感。こりゃあ家庭内で塗装ブースに困っているモデラーさんはうれしかろうねえ。これを借りられる訳ですよ。そのブースに陣取ってバーグラリードッグのウェザリングでもWW2北アフリカ戦線のドイツアフリカ軍団シンボルマーク、椰子の木マーキングを手書きするのもホンダインテグラの赤い結晶塗装のカムカバーの再現でもなんでもできる訳です。天国かここは。
さて、多数飾られる完成作品に気を取られていないで注文だ。
カレーメニュー、抜かりなくあるんだよ。なにしろ外の看板に大きくカレーと書いてあるもんね。
「チキンカレー」
を注文。コーヒーももらうことにしました。女性の店員さんが感じが良くて和める雰囲気です。いいねえ。程なくしてカレーとコーヒー登場。コーヒーはどうやらハンドドリップの様子。ちょっとうれしい。
さあカレーだよ。カレーソースはトマト酸っぱい、しかしデミグラス寄りというような落とし所。つまりちょっとハヤシ的、しかしちゃんとカレーという仕上がりです。なかなかに個性的で良い感じ。素直に美味しいよいものです。
え、と驚いたのがこの溶けてなくなる感じの肉。もちろんチキンカレーだから鶏肉なんでしょうけど脂身のようで、しかししつこくなく、とはいえこれどこのなんの部位?という感。これは初めてだ。おもしろい。いやあ、おいしい。
コーヒーも特筆。スペシャルブレンドらしいのですが、その名前を「セダンのの門」。え、2度見した。なんか、え?ゼ、じゃなくて?(そういう反応をしてしまうあたし)メニューを見るとなにか書いてあります。
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季節ごとに美味しいコーヒーをチョイスしています。今季は【セダンの門】ブレンドです。限定豆とカフェインレスコーヒーはロンドペルさん@Wahoo_Wahoo_164が焙煎・販売しています。
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うむ、うむ。ロンドベルかそうかそうか。あとでWikipedia調べたらなんでもジャミトフ・ハイマンのルーツ、フランスのセダンに因んでいるとか。ジャミトフめ!そこの名前はア・バオア・クーだ。
デッドプール流れてるモニターもアキラとナウシカもモーターヘッドもタイプ1トラックもモビルスモーも綾波レイも。何もかもに愛があるなあ。
カレーもホビー。プラモデルもホビー。趣味ってのはやめられないのです。