カレーなしよ(群馬県みどり市 丸美屋 自販機コーナー)自販機食堂は大好物。

国道122号線沿い、赤城山と中禅寺湖の間にあるこのお店お店、というかなんというか、お店だけど。

 

 

カレーなしよ。

 

 

大間々駅を通りかかりました。わたらせ渓谷鐵道「大間々駅」。足利とか赤城山とか、そっち方面ですな。わたらせ渓谷鐵道に上毛電鉄とローカルのいい感じの鉄道が走っている地域です。大間々駅はトロッコわたらせ渓谷号の始発駅です。車両基地にもなっていてちらり良い車両が見えて思わず寄り道してしまいます。

国道とはいえロケーションは渡瀬川沿いの崖上の小道、峠道といった感じの片側1車線道路です。ちかくに旧花輪小学校記念館という木造校舎の小学校跡があったりするんです。何度か通りかかっているんですが、見学できる時間帯に当たったことがないんだよな。行ってみたいな。

そんな山の中と言って差し支えないであろう場所に、

 

「丸美屋 自販機コーナー

 

があるのです。そちら方面のマニアには有名、知る人ぞ知る自販機食堂です。

昔の食品自動販売機は面白かったよね。特に温め工程の入る食品の自動販売機、いろいろな小さな会社が工夫を凝らした自動販売機を製造していたそうです。温めより1歩踏み込んだ、簡単な調理と言えるような工程にまで至ったマシンもあったんだよ。おそばのものとかね。なかなかに興味深い世界なのです。とは言え、そういうものは流行らない時代になってしまったな。すこしさびしい。

 

そうやって忘れられようとしていた自動販売機が趣味人の手によって修理され、稼働している場所がいくつもあるんです。そういう場所を巡るのが好きな人がいます。

わたしもそのひとり。

さて、平日午後遅くではありますが、それなりに人がいるねえ。4トンオーバーのトラックなども立ち寄ったりして来たよ。趣味人以外に実用のお客もいるというのがわかって、そういうのはなんだか嬉しい。いいねえ、そういうのが大事だねえ。たしかにこの峠、ここ以外だとここを運営する会社がやっている食堂があるきりだもんね。頼もしい存在なのだと思います。

なんとなくココアなんか買ってお腹を温めて。あんバターサンドなんてのもちょっと気になって買ってみました。素朴な感じで好みだったよ。お蕎麦とかも食べたいんだけど、ブラジル料理ですっかりお腹いっぱいでした。

黒い猫が住みついているみたいなんです。自販機の影からやってきてかわいい鳴き声でねだってくるのよ。ああかわいい。あまり知らない子に餌をあげてはいけないしね、おなか具合とかアレルギーを知ってるわけじゃないから。ましてや猫用のものは用意していないので、でもねだられると弱いなあ。ごめんね、とあやまったり。

なんかほっこりといい時間でした。

さて、もう少し先へ。