電車での移動の途中。思い出したんです。あれはどこで食べたっけか、船橋でよかったか。たしか電車だったよなあ、なにしろ駅のカレーだから。
カレーですよ。
そうか、やっぱり船橋か。そうだった、大阪ジェネリックのあれね。
駅ビルのコンコースのカレー店です。場所柄の名前だなあ、ワンミニッツカレーというのは。見た目が面白いんです。大阪ジェネリックに見える構成なんだよ。ビジュアルと付属品でもう間違いなくあれじゃないかと思わせるのがね、面白い。
「ワンミニッツカレー ランプ」
というお店です。
それで、前回こんな感想を覚えたんですが「大阪のアクを抜くとこうなるかなあ」というものでした。カレーソースは大阪オリジンより濃ゆさ控えめ。キャベツピクルスにも同じような感想。悪くないんだよな、これが。
自分の味の印象と記憶を疑っているわけではないのですが、しかし絶対的なものではなく曖昧なものなのだということも忘れていないので、断言はしません。けどこのカレーソースは初見の前回とガラリと変わった感があるんだよね。うーん、多分わたしの舌の勘違いでありましょう。そうだと思う。
前回、あの時はわりとそこそこ大阪ジェネリックになっていたという感があったのですが、あそこから少し離れた感じを覚えます。どちらにしろおいしいからいいの、いいの。たぶんあの時はビジュアルにやられてそっちに引っ張られてたんだと思う。
カレーソースの雰囲気、大阪のあれと違ってはじめから辛さがきます。あ、辛口の方です。辛さというほど辛くないんですが香りとシャープさは持っているね。まず甘さがやってきて追っかけ辛さが、というあの構成ではないです。ほおほお、など思いながら食べました。まったく悪くないぞ。オリジナリティという話しになるとほんの少し弱いかも知れないけど、しかしながらいい欧風のカレーだよなあこれ。
名残りはキャベツピクルスにあります。甘酸っぱいあれは量こそ少ないけどちゃんと別皿でセットされて出てきます。ここのオリジナルとしては小さなトマトのピクルスが一緒に乗ってて。これがなかなかいいんだわ。
ビーフが辛口ということで食べたんですが、ピリ辛程度ですね。チキンは甘口でカレーソースが違うのかな、それとも辛さ調整のみかしら。確かめねばいけないな。もしかすると甘口こそジェネリックかもしれない可能性があるから。前回もそんなことを書いておきながら今回もうっかり前と同じものを食べているという体たらく。いやいや、あはは。
くれぐれも言うのですが、味の印象というのはあやふやなものです。その時の体調や精神状態に拠る部分も大きいし。それが全て、そう言っていいくらいその影響は大きいのです。