カレーですよ5454(新宿駅東口 カレーショップ C&C 新宿本店)立ち食い。

新宿で、そのまま通り過ぎられないお店があります。本当は久しぶりに「イマサイレブン」にでも入ってみるかと思っていたんだよね。ボングーでも良いかとも考えました。しかし。

 

 

カレーですよ。

 

 

あの立ち食いという形態には他に代え難い魅力があるのだよ。昨今なかなか、立ち食いでカレーというのにはお目に描かれなくなりました。たとえが東京駅八重洲地下街の「アルプス」なんかは昔はイスなかったもんね。上野のサカエヤとかクラウンエースも大昔しはイスなかった記憶があります。

で、いつも通り素通りできずに

 

「カレーショップ C&C 新宿本店」

 

に立ち寄ったわけです。言葉通りのまさしく「立ち寄った」わけであり、扉もあるんだかないんだかの新宿東口の地下道と地続きのあの場所。もちろんお店であるんですが「場所」。通り道に近い「場所」なんだよ。あの場所に立ってカレーを頬張るのはなんだか楽しいんだよ。

本来飲食店はイスについてひと息ついて、の場所であります。が、立ち食いの蕎麦屋もそうであるんですが、通りにぽろりとある、その場所に奇跡的にある、止まり木のようなものだと思ってるんです。止まり木だから、立ち寄ってパッと済ませてさっと離れる。だからイスいらない。そういうの、いい。

 

その止まり木につかまって、何かあればそのまま飛び立てるような体勢で、カレーを頬張るわけです。この面白さはなかなか得難いものがあるよな。そして立ち食い蕎麦屋じゃダメなんであるよ。蕎麦屋で出てくるあの味のカレーライスではなく、ちゃんと「C&C」の味を選びたいんです。カレー専門店を選びたいのです、わたしは。

そういう色々な言い訳をしながら今日も「C&C 新宿本店」のテーブルの前に立ち、あのカレーを食べるのです。お皿と顔との距離感や下を向いて食べる面白さなどを堪能するんです。カレースタンドは遠くになりにけり。

 

ここだけはこのままでいてほしいな。