とてもおいしい良いカレーなんであります。下北沢駅南西口向かいでひと月のあいだ開催されている「KULAFT POPUP CACF」。の実質第三弾と言えるカレーです。
カレーですよ。
ひとつ目はマロンさんの監修による「にぎやかプレート」カレー2種がけでおいしいソーセージや副菜の乗ったかわいい感じのひと皿。それに並行して追加になった「キーマ&チキンティッカ」はこれまたなかなかに楽しいものでした。
*マロンさんのカレー、おいしい。
そして料理教室と前後してスタートしたのがこれ、
「アンミッカルの2種がけカレー」
なのです。
「アンミッカル」は菅沼映里先生の屋号。料理教室と冷凍カレー、ピックルの瓶詰めの製造が主な活動となっています。それ以外にもレシピ開発やコンサルティングなど幅広く活躍されています。今回その中のカレーにフォーカス、初めて彼女の手の中を越えて外部で食事提供されたのがこれなんです。
いやおいしいんだわこれ。
サンバル
ご存知のインドの野菜煮込み。日本で言うなら味噌汁のポジションかな(ラッサムを味噌汁とする話しも多いよね)。南インドの料理の土台をなすものと考えていいと思います。これがもう、おいしい。サンバルは個性がとてもよく出るんです。そういうところ、味噌汁は各家庭の味があるのと似てますよね。
味を説明するってのはなかなか難しいことなんですが、アンミッカルのサンバルはやっぱりえりさんそのものな感じ。野菜と豆の太い旨味と、しかし舌離れいいというか、切れ味ではなくて次の別の料理に味を残さない感じ。余韻はあるけど次をじゃましない。そんな感覚がありました。
ココナッツチキン
これもいい。ココナッツって敬遠する人、日本人は多いんだけど、クセはなく、料理の味の中にちゃんとおさまっていて役割分担は果たしてくれるけど余計に頭を出してこない。鶏肉もきちんとおいしくて、きちんと塩がキマっていて、実にいい。
いや、どちらも丁寧だよなあ。
そしてピックルがオプションなんですが、やっぱりないと困るよね。つけます。これもえりさんが作っています。
インドのピックルはその名前、ピクルスとおんなじと考えちゃう人が多いんですけど、確かにそうなんだけど、お漬物やピクルスよりも梅干しに近いんじゃないかな、と考えています。だから単独で丸ごとガバッと口にほおりこんじゃうと「うへ〜」となってしまいます。
あくまで少しづつ、味を確かめつつカレーやおかずに混ぜて食べていくんです。これをやるとさっき口に放り込んだのとまったく別の楽しさ、おいしさを発見できちゃう味変アイテム。ちょびっとしか付いてこなくて驚く人もいるんですけど、使うとこれで十分、と理解できたりします。必ずいっとけとお勧めしたい。
マロンさんレシピのダイスカットのトマトときゅうりのピクルス、にんじんラペもついてきます。スマートで余計なことをしない味付けなので、アンミッカルのカレーにもきちんとフィットしていたのが印象的でした。ちょっとほっとしたよ。
バナナの葉っぱが敷いてあって見た目も麗しいこのプレート、販売はあと少しの期間。
実は23日と25日、29日の3日間だけの限定販売になってます。「KULAFT POPUP CACF」の後半戦は貸切営業なども多くてこんな感じになっちゃいました。
ぜひ食べ逃さぬよう、みなさんきてくださいね。わたしもいきます。