カレーですよ5508(千葉佐倉 ザ・スパイスクラブ)食べ放題ロマン。

食べ放題。このロマンあふれるキーワード。食べ放題という言葉は永遠なのであるよ。

 

 

カレーですよ。

 

 

わたしは食いしん坊である。この言葉、今更何をとおっしゃる貴兄に向けているのではないぞ。自戒を込めているのです。とはいえ治る病気でなし、だったらそのままゴーなのです。いやしかし、歳をとって腹の限界というのも往々顔を出すわけでして。それでも「食べ放題」のロマンは変わらないのだよ。ただもうこちら側のスタイルを変化させて行くのです。付き合い方を変えるのであるよ。

腹一杯にしたい、これはまあ、変わらないんですけど。しかしリミットが昔よりもずっと低いところになってきているからね。だから、量ではなくて品数だな。あれもこれもちょっとずつというのはやっぱり楽しいものです。それと、いや、それ以上に「どれ食べてもいくら食べてもいいんだ」という可能性を買うわけであるよ。

それはつまり立場もある大人だからいくらスピードメーターに260キロまで刻んであるからといってそこまで踏まないし踏めない。ただ、そういうパフォーマンスはある、という可能性。その可能性がロマンなんであるぞ。食べ放題と同じなんであるよ。店のもの全部食って帰っていいと言われているわけであります(言われてない)。まったくもってロマンである。

 

さて、ここ

 

「ザ・スパイスクラブ」

 

はランチ食べ放題。1380円でどの料理もいくらでも食べていいわけです(たぶん)。

エントランスのフロアがマーケット、階段を上がると中二階的な高さにメインのフロア。ここが食べ放題会場です。天井高く快適な店内。ボックスシートに腰を落とす間もなくウエイター氏がブッフェカウンターを指さしました。

内容はカレー的なものが2種、スープ、サラダ、ナーン、ごはんとプラオ。ドリンクも飲み放題。うむむ、これで1400円でお釣りが戻るかあ。ずいぶんお得だなあ。

 

野菜カレー

野菜煮込み。標準的なものです。ちゃんとおいしいけど強い個性があるわけではないやつ。これでいいいの。足るを知る、というスタンダード。

 

ルビアチキン

マイルドな金時豆(ロビア豆)とチキンの煮込み。クリーミーです。嫌味のない味でスパイス控えめ。食べやすい。これいいな。

 

チキンプラオ

香ばしくぱらりとしたごはん旨し。これはなかなか良いねえ。好みの味付けです。とはいえグリンピースが入った軽めのあのポロが食べたかったなあ。

 

チキンティッカ

ピリ辛で悪くないんですが、スタンダードの域を出ない、かな。完成度は高いと思います。前回のカバブがあまりにも良かっただけに凡庸に感じてしまうんだよ。けっして悪くはないのだけどさ。

ナーンは本国スタンダードな丸型であったはずですが前回と違いカットされて出てきたためよくわからなかったです。多分丸型。サラダは前回同様なかなかに良いねえ。ちゃんとフレッシュのものが食べ放題。マカロニサラダも好みの味付け。スープはとろみがきついチャイニーズスタイルで、サダフのスタイルのマトンスープが恋しくなったぞ。

 

ソフトドリンクサーバー・インクルードってのはいうことがないな。うれしい。

前回が良かっただけについつい比べてしまったんですが、平均で見れば上々と言えるでしょう。記憶が薄れぬうちにサダフに行って比べるのも一興かな。とにかく好きなもので腹一杯にできるという嬉しさは代え難いものがあるね。