発作は突然起こるのです。前触れはなし。大変に危険なものなのです。しかし対処法は簡単。お茶の水、小川町、秋葉原、高田馬場。この4か所に駆けつければいいだけなんであるよ。
カレーですよ。
どうも中毒性のあるカレーというやつは存在するもので、その発作は予告なく突然舌の上と胃袋にやってくるのです。個性強く代替え効かず、そういうものが発作を起こしやすいと経験上断言できます。それが「エチオピア」のカレー。「エチオピア」の話しなんであるよ。
最近では有難いことにこういう中毒性と発作症状を併せ持つカレーのいくつかが秋葉原にやってきてくれて助かっているのです。秋葉原、我が根拠地「デジタルキッチン」があるからね。ラジオ収録中に発作など起こるとゲストとのトークを命からがら終えて機材の撤収もそこそこに秋葉原駅に駆けつけます。
欧風の金看板、ご存知「ボンディ」のブランチも神保町の本店、小川町、と段々近づいてきて先日秋葉原にめでたく視点を開店。ありがとう、ありがとう。そしてエチオピアも秋葉原駅のアトレ1階に、
「エチオピア カリーキッチン」
を持ってきてくれたんです。実に、実にありがたい。本店お茶の水駿河台下まで足を伸ばさずともあれを頬張ることができるわけです。実は本店ばかりに行っていおり、ざわつく駅直結デパートの1階というのはちょっと、など思い避けていたところがあったんだよね。が、座ってしまえばなんということはないわけです。それなりに尻が落ち着く、、というよりもあのエチオピアの味と香りでそんなこと忘れてしまうんであるよ。
なんとなくいつも通りの注文となります。必ずビーフにするクセがあるんです。
「ビーフ野菜カリー 辛さ3倍 タマネギアチャール追加」
としました。いつもの辛さより1段低くしているのは元気のない証拠、かな。そういう時もあるよね。アチャールの辛さをちょっぴりプラスという落とし所は変わらずであるぞ。さてまずジャガイモです。いつも通りこれはこの時点では食べない、待機であるよ。カレーが来るのをを待つんである。アチャールもやってきました。大きめのカトリにどさっと来るのがありがたい。いいねえ。
さあカレーの時間。
皿を目の前にするたびに再確認するんです。この味、この匂い。やはりどうしてもこれが好きなのだよねえ。
まずはじゃがいもをスプーンで半割りにしてカレーにどぼん。あたしの場合これがないとダメなんである。そののち福神漬けを添えるのを経てアチャールをご飯お上にばら撒いてやります。これで完成。あとは適時各アイテムまぜつつ掻き込むだけ。至福の時間がやってきます。
前にも書いたね。ジャガアチャールは一度試したほうがいいぞ、うまいから。アチャ神漬けごはんのせもオススメである。カレーソースなしでごはんが進んでたまらない。エチオピアのビーフはビーフビーフしてて嬉しさ込み上げます。昔風のちょっぴりごちそう、みたいなニュアンスがあると感じます。いいものなのであるyo
。
本日も十分という感を軽々越える充実。有り難さに空の皿に向かって手を合わせたくなります。いや、どんなカレー店でも食べ終わると心の中で空の皿に手を合わせているのであるよ。尊い、有難い。