カレーですよ5511(千葉 野郎めし)豚汁定食。

「野郎めし」がわりと通りかかる道すがらにあるのです。ハラヘリの時になかなか重宝するのです。わたしの大好物の豚汁定食がメニューにあるのだわ。

 

 

カレーですよ。

 

 

むかしの話しなんですが、そうだなあ、ざっと30年くらい前の感覚。わたしは豚汁定食はに関しては「豚汁定食は高速道路のサービスエリアメシ」というイメージを強く持っていました。高速道路のSA、、というよりもPAクラスの施設の小さめの食堂に必ずと言っていいほどそれがあった時代です。

豚汁というやつは実に面白くてね、調理人のセンス、気候、その日はいってきた材料や盛り付け担当の体調やらなにやらで味が変わるんです。そう思ってます。それが楽しい。おもしろい。豚汁と限定しましたが、ご存知の通り料理というのは少なからずそういう部分があるものです。

高速道路に生息する豚汁はどうも安っぽくてちょいと薄味、具材も大したことない場合が多かったなあ。が、それがよかったのです。そういうのでよかった。むしろそういう殺伐とした少々粗末なものに何か魂が宿っている気がしていました。

クルマの窓はレギュレターハンドルでクルクルと上げ下ろしし、カーラジオ(ステレオあったりなかったりであるぞ)のロッドアンテナももちろん自分で手を使って上げ下ろしする、と。そういう時代の話しです。少なくともわたしのバラードスポーツCR-X 1.5i はそうだったな。

昔し話しも楽しいですが、現代のチェーン店の豚汁だって捨てたものじゃないよ。いくつかある豚汁をメニューに持つチェーンの中で「かつや」と「野郎めし」の豚汁は評価できると思っています。しかも両チェーンともに「豚汁定食」がメニューにあるんだよね。なんとも有難い。

「かつや」のほうも「野郎めし」も揚げ物がひとつついており、そこに漬物などの箸休めと白メシ。シンプル、大変によいね。そういうのでよい。

で、この日の

 

「野郎めし」

 

では「豚汁定食」にうっかりカレーソース(小)を追加したりしてしまうわけです。これダメなんだよな。余計なことをついついしちょうんだけど。しかもカレーがなかなかにうまいので困るんです。甘さ控えたシャープなもので悪くないのよ。が、そうなるとメインの豚汁がぼやける気がしてしまうんです。自分が悪いのだけど。もったいないことだよ。

良い子の皆さんは真似してはいかんのですが、豚汁にすこしカレーを足してやるなどいう遊びもできます。あまりお勧めはしないよ。スプーンの中で試す程度でいいと思う。賛否両論であるよ。笠原シェフもびっくりであるぞ。