あ、しってる、この看板。柏あたりでこの「タァバン」の看板を知っていたんであるよ。何度か通りかかって見るたびに「なかなかセンスいいロゴとイラストだなあ、ちょいと古い感じのスタイルがまたいいなあ」など思ってました。
カレーですよ。
タイミングで通り過ぎるばかりであったのですが縁あって連れて行っていただくことに。
先日、わたしの誕生日だったんですが、その折「お誕生日のプレゼントを差し上げたいのです」とおっしゃってくれる方が現れ、おどろいたんです。そのご縁から柏にある畑に伺って素晴らしい収穫体験をさせてもらった、というのが前回のブログ。ついに「タケイファーム」にお邪魔できたのです。
そしてそのあとのランチ。武井さんに「はぴいさん、カレー、、、」と言われていちもにもなく乗るわけですよ。そりゃそうだ。連れて行っていただいたお店、あ、なんだか見覚えがあるぞ。そうか、ここか。何度も通りかかっているよね。そうか、「タァバン」。わたしの頭の中では「タァバン」の名前ではなく「かわいい看板」というビジュアルの方で記憶されていたようでした。そうかここか。
程よい広さの店内、押し付けがましくないインテリアの
「インド・ネパール料理 タァバン 南増尾店」
は、良い意味でモダンではないインネパ店です。松戸店、平和台店、みのり台店、北柏店、南増尾店があるんだとか。調べると北柏店が2016年6月開店で10年目の営業。おお、けっこう長いぞ。
ここ南増尾店は創業不明ながら、いろいろ見ていくとHPのサーバがDION(2007年にau one netになった)になっていたのでその時代ということで20年ほど営業しているんじゃないかしら。今風の情報量が多く目がチカチカする流行の店頭、看板ではないのがそれを裏打ちしています。
ランチどきで結構な繁盛ぶり。いいね、長く営業するだけのことがあるね。幸い待たずにするりと着席。よかったよかった。
わたしはその日の日替わりらしい「ネパール風鶏のスープカレー」を選んでセットでもらうことに。これ、なかなかに美味しかったんだよ。塩味でキメた鶏煮込みスープといった風情。スパイスよりも旨味が勝っていて刺激もあるけどそれ以上に滋味深いものでした。ああ、これは推せるな。これはよかった。武井さんのバターチキンも美味そうだったなあ。
ああ〜玉ねぎのアチャールがすごく美味しいなあ。ご存知のあの味の系統なんですが少し甘みに振ってあって着地がうまいんだよねえ。これはいいなあ。
こういうクラシックなインドネパール料理は未だわたしの好きなジャンルなのですよ。昔を思い出すし、昔の自分の舌の基準みたいなものにもなるからね。そういうのをたまに食べて、現在の自分の舌の感覚のニュートラルラインを確かめたりします。
この日惜しむらくは「咖喱夢」が未だ休業中であったこと。柏界隈で一番お気に入りのお店なんであるよ。是非ともまたあのカウンターに座りたいもんです。できれば武井さんと横並びで座りたい(テーブルもあるが)。畑に行くときに通りかかるとのことで、再開の折には武井さんがきっと連絡をくださるでしょう。
御店主(社長)はご高齢とお見受けしています。ご無理なく、しかし復帰を心待ちにしています。