たしかシーギリではなかったかな。あの厳しい夜を思い出すのです。お店の名前が変わっているのか。スリランカレストランであることは変わっていなかったよ。
カレーですよ。
忘れもしない、1月の千葉駅前での遭難事件。すごい夜になったのです。中古のバンが納車になって翌日の家族の大切な行事に間に合い、それをつつがなくこなして。帰宅前に千葉駅そばでカレーと思いスリランカレストランを見つけて。ランプライスなんてのを食べて満足。そのレストランはたしか「シーギリ」と言ったはずです。
そこから転がるようにおかしな具合になったんだよな。届いて2〜3日目のクルマ、駐車場に停めたんですがその場所を失念、寒空どころではない雪がちらつく中3時間かけて捜索という事態。闇雲に探した1時間半。そこから体勢を立て直し13箇所目でなんとか発見。やれやれと思っていると今度は路肩でエンジン停止。クルマは息絶えたのでした。
走り初めは大丈夫だったのだが10分ほどでメーターパネルの照明が暗くなりバッテリーやらABSやら警告灯が点灯、電動パワステが効かずハンドルが急に重くなって。これはまずいなと思っているうちにアクセルを踏んでもエンジンの回転が上がらなくなって路肩でエンジン停止。以降セルモーターが回らなくなってしまい。バッテリーとオルタネーターだったんです。
そんなことがあってそこから寒波の中のサバイバルが始まったりしました。それできょう、千葉の実家に出かけてきた折になんとなく「シーギリ」のことを思い出して行ってみると違う看板がかかっていたのです。
「エレファント」
シーギリよりずっとわかりやすいね。オーナーチェンジの様子です。
ランチのメニューを眺めて、そこから本日は、
「ドライカレー」
としてみました。良いものが出てきたよ。
フライドライスとカレーソースという構成。フライドライスと同じものなのかどうかわからなかったのですが確かめは次回で。あまり強い味をつけない焼きめしを真ん中に島として浮かべたカレー&ライス。カレーソースはさらさらでこちらも穏やか控えめスパイシー。
カレーソースにフライドライスをといてやるとリゾット風になってなかなかにいい塩梅だね。これはうまいな。派手さのないおいしさ、とでも言うのかしらね。良いものです。スリランカにひと月いた時にキャンティーンで食べた料理を思い出します。
妻が食べたベジカレーもすごくよかったよ。スリランカスタンダードのココナツミルクを使ったあまり辛くしないカレー。
パリップも少し乗っており、これまたおいしい。こっちのお皿の方が好みかもなあ。でもどちらもおいしくていいですね。
ランチメニュー、なかなか興味深いのですよ。フライドライスにコットゥロティなんてのがあります。ストリングホッパーを放り込んだヌードルカレーもあってね。ホームスタイルカレーをカレーライスという名前で出しているセンスもいいですね。気になったのはイングランドカレー。これ次回食べないとな。
背の高いスリランカンの男性が1人で回していました。感じのいい笑顔の男性で常連さんとおしゃべりしたりする姿に気遣い、優しさのようなものを感じます。
いろいろとあの夜のトラウマが抜けていく気分だな。またこよう。