気に入って通い始めたんですよ。このブログでもすでに2回取り上げています。実家のそば、といってもクルマでいかねばならないんですが、もう3回ほど行っています。
カレーですよ。
本当にここでいいのか、という感じなんだよね、何度行っても。駐車場に入るのも憚られるような、いかにも千葉の少し奥に入ったロードサイドの工場、倉庫という風情です。なあそりゃあ当然であります。だってもともと製麺工場と倉庫なのだからね。
そういう場所なので蕎麦が安くておいしいんです。簡潔に説明すると「製麺工場がやっているセルフ蕎麦屋」。その言葉物言いだけでも魅力的なのです。
「正源寺そば 若葉大宮店」
です。またきちゃいました。
上品な蕎麦屋、高級な蕎麦屋と正反対の庶民派、ワイルド派の食事の場所。そこがまたいいんだよね。こんな蕎麦店、さがしてもどこにもないとおもうぞ。あ、いや、あるか。あれだよ香川うどん県の工場の裏とか。椅子をちょっと置いてぶっかけを食べさせるあの感じ。あれに近いと思う。誰でもに進められる場所ではないので直接紹介するときは人を見るようにしています。
人気は高いです、間違いなく。その証拠に昼時に行くとけっこうな広さの駐車場がわりといっぱいになっており、なるほどと頷かされるんです。大きな倉庫に椅子やテーブルを置いて、勝手に使っていいよ的なシステムになっています。
お父さんが額に汗して蕎麦を茹でる厨房の前、おかあさんが仕切る売り場があります。ここで壁にあるメニューを見て注文。番号札をもらって待っていると程なく蕎麦が出てきます。
お気に入りのメニュー、
「まんぷくセット」
を注文。
ざるとカレー、串揚げ2本のセットという内容。これまたお気に入りの玉子と玉ねぎ豚肉の2本を頼んだよ。この串揚げがどうにも抜群にうまいんだ。シンプルでストレートなものというのはどうにも幸せを運んできてくれます。たまらんなああ。蕎麦ももちろんいいんです。細めで、みずみずしく清々しい仕上がりで。食べていて爽快感を感じます。ああ、おいしい。
で、とにかく暑いのです。倉庫+テーブル仕様のホールにはエアコンなぞないのです。いや、スポットクーラーはあるんですが、その真横の席のみ涼を独占という仕様でね。なかなかにハードルが高いのよ、夏場は。それでいいと思う。ここは長居する場所ではないから。サッと食べて少し汗をかいて冷たい水をぐっと飲んで席を立つのです。そういうのがカッコいい。ダラダラと居座るのはこういう場所ではダサいよな。
とにかくなんでもかんでも格安、しかしちゃんと美味しんです。
長っ尻がカッコ悪く見える空気、環境も気に入っています。またくるぞ。