何度か来たことがあるのです。とにかく見るべきものが多くて楽しい場所。動態保存の自販機博物館という体だね、ここは。素晴らしい場所であるぞ。
カレーですよ。
相模原の「中古タイヤ市場」に併設される自販機コーナーがすごいのです。併設というにはあまりにも広々した敷地と目を疑うほどの古くて懐かしい自販機の数。稼働するものが多くて実に価値があるんだよ。
これは本当に楽しい場所。
「レトロ自販機コーナ」
という名前で呼ばれています。
あまりよろしくないところもあるかもだけど、ここはインバウンド受けするんじゃないかな。いや、観光バスで乗り付けられてはこの雰囲気を保てないからよくないね。そういうのも考えものだよね。それと観光客の「質」の問題も昨今のニュースで見るにつけこういう繊細なものはあまり多くの人に見つからずに愛好家が長く愛でてお金を落とし、存続すると幸せだなあ、とも感じます。
とはいえ反面、外国の人たちにもこんな面白い場所があることを知ってもらえるのもよかろうなあ、という気持ちもある。大いにあるんだよえ。心ある人だけに紹介したいもんです。とにかく古い自販機は丁寧に大事に接せねばいけないからね。
さあ、カレーです。
カレーに関わる自販機は3台ほど見つけました。そのなかでカップ麺やカップライスタイプのものが購入できるのを除くと2台がカレー対応。ボンカレーとオリエンタルマースカレーの自販機があったよ。
オリエンタルマースカレーの自販機は残念、カレー売り切れ。ハヤシライスのみ販売ボタンが点灯していました。デザインはこの自販機の渦の中でも抜きん出て素晴らしいデザインだと思うんだ、これ。
それでは。
「ボンカレー辛口」
といたしましょう。
まず驚いたの。そっか、ボンカレー、こんなに粘度が高かったか。そうだったか。昔しよりずっと具材が大きくなっているのにも、しってはいたけど改めて驚き。ニンジンの存在感に驚かされ、じゃがいもの大きさを二度見して。
なるほど、2025年のボンカレーというわけだよ。味はもはやレトロカレーライスといっていい味です。もったりして、強い味でしっかりとおなかにたまる。なるほどこれが本当のニッポンのカレーライス。納得というものがあるなあ。
あっ!オリエンタルマースの自販機の補充が始まってる!遠目で作業や機材の内部を眺めつつ待機。補充が完了して慌てて駆けつけるも残念、補充されたのは追加のマースハヤシでした。
次回、かならず。
しかし屋外で食べるボンカレーはなかなかいいものだなあ。