カレーですよ5580(大塚 アウンミャンマー)爆音ミャンマーカラオケとメシ。

大塚とくればわたしは「キッチンABC」。一択です。パーキングメーターが目の前でちょいと駅から離れるという、都内でクルマを多用する人間にぴったりのお店だしね。ありがたくその恩恵を拝受しています。

 

 

カレーですよ。

 

 

それで、大塚にいるとついつい何も考えずに「キッチンABC」に駆け込むわけですが。「キッチンABC 南大塚店」の並びには家系と博多、2軒のラーメン店があります。これはラーメンに心が動かないわたしにとってチョイス外でありまして。「福しん」もあって、こちらは定食などもあるのでちょいと考えたりするんですが。が、が、しかし。

 

うっかりしていたのです。並び、「福しん」じゃない中華屋があるなあ、など薄ぼんやり見てたんですが、そのお店、よく見ると看板に「新疆料理」とあるじゃないですか。いやまったくうっかりだわ。それで、そのお店「宏盛(こうせい)」に狙いを定めて扉を開きます。プラオがあるのを店頭のメニューで見たからね。ああしかし。「売り切れ、15食限定なの」と店員さん。あらーそうかあ。

では「キッチンABC」に、と思ったらこんどはとなりに。知らぬ間にミャンマーレストランができているではありませんか。ああ、ここ、喫茶店だったよな。渋くて古くて感じが良かったんだよね。マスターは引退したんだろうか。よし、では決めた。今夜はミャンマー料理にしましょう。

 

「アウンミャンマー」

 

というお店。

若いにいさんがホール担当。もうちょっと年上のにいさんがキッチンを守ります。さて、メニューをどうしよう。ダンパウもあるようだね。ミャンマーカレーセットというバナナリーフミールも心惹かれます。お、3桁円のメニューもあるのか(税抜)。へええ。では

 

「日替わり定食」

 

ください。

注文をするもホールのにいさんからの返答、質問が聞こえないんだ。耳が悪いというのもあるんですが、爆音なんであるよ。ミャンマー女子4人、若くて可愛らしいお嬢さんたちがちょうど爆音カラオケをはじめやがったところ。あたしは全然構わないよ。おもむろにAirPods Pro2を耳に押しこんでノイズキャンセリングオンで快適そのもの。たまに低音がわたしの尻を揺らしてきます。

先ほどのにいさんからの質問は「きょうの肉はチキンだがよろしいか?」というものであった様子。オーケー、チキン歓迎であるよ。そしてカラオケは続くわけです。別席のミャンマーB-BOYもからだを揺らします。ここではわたしが異邦人だな。いいぞいいぞ、こういうのひさしぶりだぞ。いや、大塚なんだけどね。

 

さて、やってきました。これか、おおイイじゃないか。なんか良さそうだぞ。

さらりとした野菜シチューだねこれは。ほんのり酸味はタマリンドからかな。こらはチンイェーというスープではないかしら。野菜の旨み強く家庭的な雰囲気があります。自分の奥さんが作ってくれたような、友達のうちで出てきたような、この間自分で作ったような、でもミャンマーの味。

これすごい好きだ。こりゃごはんにかけるよねえ。ごはんにかけるとよいぞ。おかずたちとごはんをつないでくれる重要ポジションという感じ。

いわば「カレーですよ。」

チキンレッグ、これはチェッターヒンだね。ダンパウとかに乗っかってるあれです。大きく、骨離れよく、出汁っぽい旨みが強くあってこりゃまた美味しい。ミャンマーの煮込みはどれもみな旨いよ。旨いなあ。たまらんなあ。

バラチャウンはミャンマーの辛いふりかけです。今うちにもストックがあるよ。唐辛子、ナッツ、干しエビ、ガーリックチップなどいろいろ入っていて風味がいいんです。どの料理に混ぜてもいい万能選手。けっこう辛いからね、要注意。

トマトのチャトニ的なものがスティック野菜についてきました。辛くなくフレッシュで何にでも合うのでいろいろ混ぜて使えるのが便利です。サルサっぽい感じもするな。

これらをごはんの上に集めて混ぜてやって食べるわけです。ああ、大変に旨いな。ごはんもたっぷりでとてもよいプレートです。

この晩はハンバーグにしようかカラシ焼きか、と迷っていたんですが(キッチンABC」)新疆プラオを食べ逃してミャンマー定食にたどり着きました。楽しい夜だなあ。

大塚のパーキングメーター前の選択肢が大きく広がったよ。