すごいボリュームですごい美味しさだったんです。半月と間を置かず、またインドネシア料理を食べました。また同じく茨城であるよ。
カレーですよ。
この間は茨城の土浦あたり、神立で「ワルン インドネシア」というレストランでインドネシア料理を食べました。マーケット兼用の気軽なキャンティーンで面白い味のインドネシア料理を楽しんだんです。甘味が必ず土台にくる感じで個性的だったなあ。
それで、ここらへんでインドネシアレストランは珍しい、など書いたんですが実は茨城県、インドネシア人の数がかなり多いという話しも聞こえてきていたんですよ。そうなのかあ。そんなことを思い出していると、茨城石岡あたりでインドネシアレストランにまた行き当たったんです。
「ブナケンカフェ」
というお店。インドネシア北スラウェシ州の州都マナド沖に位置する島の名前をつけているようです。いくつかの島をまとめた海洋国立公園の中の場所の一つ。美しい海にはダイビングスポットが10数箇所もこの島に集中しているそう。
お店に入ります。なかなかに雰囲気がある店内。アジアの南の島のリゾート感があるねえ。バリ島とかの飾り付けでよく見かける色鮮やかなちいさい傘の飾りがあります。トゥドゥン バリとかパユンとかいわれるもの。あれがあると俄然インドネシアっぽい。なんでも「神様の日除け」らしいです。
メニューは定番から日本人に馴染みが薄いものまでなかなかに幅広く面白いラインナップ。スイーツやドリンクのご当地ものまで網羅されていました。お子様メニューと広い座敷もあってファミリーフレンドリーでもあります。インドネシアファミレスと言ってもいいかも。
ランチタイムなのでいろいろ乗ったプレートがいいかなあ、とそういうのを探して頼むことにします。
「ナシクニン」
いいかも。
文字のごとくの黄色い(クニン)ごはんに惹かれて注文。ターメリックとココナッツミルクで炊いたごはんです。
うちの奥さんは「ナシパダン」を頼んでいました。いやここはあたしも「ナシパダン」が正解だったか。カレーの人だからね。ルンダンが乗ってるしタイのゲーンキヤオワーンみたいなのもごはんにかかってて。少しもらったからいいけどね。
いや、しかし「ナシクニン」サイコーであったよ。まずメニュー写真より大きなフライドチキン、これは「アヤムゴレン」かな。ホールチキンのハーフがどすん。こりゃすごい。きちんとおいしくて衣の味がリトルスパイシーで具合い良いんです。すげえなあ。
グリーンチリをみじんにして酢漬けにしたもの、これがすごくいい。辛くないんだよ。グリーンチリの風味は強く感じるのに辛くない。不思議だねえ。これはおもしろかった。豆せんべいのパパドかと思ったものはインドのものと少し風味が違うのが面白いし、ダイスに刻んであるのは混ぜやすく良い工夫だね。
焼きそば、ミーゴレンがつくのは嬉しいなあ。甘い焼きそばであります。なかなかにいいなこれも。ゆで卵にかかっていたのは辛くないサンバルソース的なもの。これもたまらない。食べきったらお腹がかたい感じにぱちんぱちんになって超満腹となりました。ああ、実に満足。
うちの奥さんのやつもかなりのレベルのおいしさと量。ルンダンが非常によかったんです。生姜の効かせ具合がなんともセンスがあってね。こりゃやめられない美味しさ。ゲーンキヤオワーン風も香りよくおいしくて驚かされます。
お店の人たちの穏やか、和やかな雰囲気も良かったなあ。ホール担当氏は日本語をあまり解さぬようで、でも注文やお願いは十分に通じるので全然オーケー。お礼を言うとにっこりしてくれました。いや十分以上だよ。おなかいっぱいになったのであらためてゆっくりメニューを見ると料理の種類も多いしデザートやお子様メニューもあるし何度も着たくなります。うん、やっぱりなかなかの使い出の良さだよ。
インドネシアとくればジャカルタにバリ島。ジャワ原人にコモドオオトカゲ、サテ、ルンダン、サンバルにナシゴレンというところかしら。そういう表層のキーワードの中でやはり食べ物から入ってその国を知るのは興味の扉として一番ハードルが低いと思うんです。
知らない外国料理に会いにいくのは大事なことだとおもいます。