カレーですよ5596(葛西 あっちゃ)焼き鳥とインドカレー。

いやあ、久しぶりに驚いた。おおっとおもいました。こういうお店楽しいよなあ。こういうお店を発見するってのは長くカレーブログやっててたまにあるんですが、純粋に嬉しい。

 

 

カレーですよ。

 

 

例によって車を道端に止めてGoogleマップを眺めていたのです。もちろんカレーを食べるためであるぞ。

葛西、西葛西なら迷うほどのインド料理店が地図の上に現れます。ピンはやはり駅のそばは密集しており、離れるにつれてそれが薄くなります。そりゃそうよね。そんな中、おかしなところにピンが立っているのを見つけてしまったんです。

公団住宅やマンションばかりが立ちながらぶ一角。ここらへんは学生時代によくきていた場所で土地勘があるのでね。こんなところにインドのカレー屋さんというのはちょっと解せないなあ。よく見てもう一度驚きました。カレーで検索していたはずなんですが、出てきたのは焼き鳥店。しかも屋号はひらがなで

 

「あっちゃ」

 

ときた。

うふう、うふふ、来たねこういう物件。わたしの脳みそが光の速さで回答を出します。ここは行かないとダメでしょ。いくべきよ。オーケー、オーケー、アッチャアッチャ。こういう物件は自分の目で確かめなければいけない。経験をもとにした勘が、ゴーストがそうささやいてくるんです。

自分の目で確かめないと真実が見えてこないのもそうだけど、楽しみとしてちょっと変わったお店を見てみたいというのが本当のところ。早速車のエンジンをかけてウィンカーを出します。さて、勝手知ったる葛西の住宅・団地街。楽々たどり着いたんですがまさに住宅地の真ん中、マンション・団地タイプの集合住宅が多い地区。それだけにこのお店が細い路地の角にあるのはよく目立ちます。

なるほどこれは確かに焼き鳥店だわ、ただし看板には「あっちゃ」と言う店名があり、「アッチャ」ってのはヒンディ語で「よしよし」とか「オーケー!」とか「うんうん」とかの意味。果たしてカレーのメニューもドアの脇に貼ってありました。

店内を見ると、焼き鳥のショーケースがあるだけだな。奥は全部厨房のようでかなりのスペースをとってあります。なるほど、イートインはなしと言うことだね。カレーは、そうか。お弁当か。

では注文。遅い時間なので、焼き鳥はあまり残っていない様子。在庫コントロールが上手なのね。

その残ったものの中からカシラを1本とネギの代わりにししとうを間に刺したししとう串を頼びました。もちろん焼き鳥、買うんです。ショーケースを眺めると全ての焼き鳥には英語表記も併記してあります。グローバルヤキトリ、だねえ。そうだ、つくねは?つくねは?、、、ああ〜「チキンコフタ」の表記ではなかったか(笑)!!そしてカレーは、、うーんと、エビカレーにしてみようか。

 

昔よりがずっと少なくなってしまったんですが、ここらへはもと海っぺり。探せばクルマを止めて置ける場所もあります。車内ででカレーと焼き鳥といきますか。

カレーはトマトクリームなグレイヴィでスタンダードなインネパ的味。エビもたくさん入り悪くないですね。焼き鳥も十分なおいしさ。で、これを組み合わせてて食べるとなんともおいしいんだな。タンドリーチキンではなく正しきジャパニーズヤキトリであるぞ。

タレも別添えでついてきます。カレーも日本人が考える近所のインドカレー屋の味でね。ごはんをタレでべたべたにしてやって焼き鳥をカレーに突っ込んでソースがわりにして食べるわけです。ああ、いやこれおもしろいわ。けっこういいぞこれ。

こういうものを食べるにつけ、日常の中での食の進化と融合を感じます。文化侵略などではまったくないんです。伝統食や日常の自分の食など土台を崩さない意識を持っているだけで、こういうものをプラスアルファのおもしろいものとして受け入れられます。

そいうい心と意思は昔から日本人、皆持っていたはず。恐れることはないんです。怖がりの人は目を瞑っていてもいいしね。

ただもう、楽しめばいいだけなんだよ、こういうのは。