
カレー店のバイキング・ブッフェは一時期ほどの店舗数ではなくなりましたが、ひとつジャンルとして存在すると思っています。
カレーですよ。
なんかね、歳とってそんなに食べられなくなりましたが、やっぱり食べ放題とかブッフェとか、ロマンだよねえ。どんだけ食べてもいい。あそこにあるやつ全部オーケーとか、未だワクワクするわけです。主にインドレストランがやっていることが多い気がしてます。

まあでも、へったよねえ。そんな中でひとり気を吐くご存知の看板が
「もうやんカレー」
であります。ジャパニーズクセアリスタイルを貫くステキカレー専門店。なんだかんだでわたしももうやんにはずいぶん助けられているよなあ。辻社長、いつもありがとうございます!


まず板橋・神保町系ではない欧風カレーというのがいいんだよね。ああいうやつだと食べ放題って言われてもすぐ限界が来ると思う。もうやんのやつはきっちりがっちりうまいやつなんですが、お腹にキツくないんだよ。不思議だよねえ、欧風方面でそれ。

そういう部分からしても欧風食べ放題ってのは通常ちょっと考えられないんです。それ以上に手間暇かける時間、コスト、肉や乳製品などの量など考える「えええ?」となるよ。欧風で食べ放題かよ!と。だから追随するものがいないんだね。唯一なのです。


もうやんカレーは辛くないです。辛口のカレーソースも用意されるんですけど基本は辛くしていません。なのに汗がどくどくと流れるのよね。口元だけ辛くなるおっつけ激辛よりもよっぽど汗をかかされます。これはつまりちゃんとスパイスが効能を発揮しているということ。からだの隅々まで薬効が行き渡るわけです(薬事法とは関係のない独り言です/笑)。

もうやん定番ポークバラ肉煮込みカレーはやっぱりおいしい!やっぱりとてもすき。豚バラブロックがゴロンゴロン入っていてサイコーであるぞ。しかもグルテンフリーとくればおかわり必至なのです。この日はたまたま開店口あけの客になったんでお肉も荒らされておらず(笑)ご機嫌です。


これに激辛20辛ソースを加えて自分で辛さ調整。なかなかに辛いんですが、これオンリーで食べられない辛さではないと感じます。とはいえ調整して自分の辛さを作るのが楽しいのでそちらに集中。


九州ほうれんの草カレーはもうやんスタイルのパラック。れんこんなど入っていてびっくり、これがよく合うのよ。おいしい。ギアラカレーはもうやんオリジナルのヒマラヤカレーベースかな。サラサラでもうやんでは珍しいスタイル。味もシンプルで旨味を太くしすぎない素朴でホッとする味。いいねえ。


タマネギピクルス,好きなんだよなあ。正しくは「玉ねぎらっきょ」。もうやん自家製の玉ねぎで作るらっきょうです。白くて甘いらっきょうじゃない方のやつ。あまじょっぱですっぱくて醤油ベースのたまらないやつ。キャベツのデカ刻みのサラダも好き。マサラにんじんラペもいいしね。サルサとかもあったり、和風,洋風,アジア風入り乱れなのがもうやんスピリットだなあ、と改めて思うんです。

コツはね、食べ過ぎないこと(笑)。食べていて「ツラい」と思ったら負け。苦しんだり戦いに赴いてきているのではないからね。目一杯、おいしい範囲で楽しむために、量を食べるんじゃなくて種類を食べるのです。敵を知り己の胃袋知れば百戦危うからず。まさにこの場所で一番大切になるのです。(上の写真は2回転目/笑)

しかし、だ。(上の写真は3回転目/笑笑)
書いているそばから食べすぎたよ(笑)。だってどれも魅力的で欲張ってしまうから。まだまだ修行が足りないわたしであるよ。
