カレーですよ5605(レトルト にしき食品 NISHIKIYA KITCHEN 南インドの豆と野菜のスープカレー)サンバル、袋入り。

サンバルなんであるよ。しかもよく出来であるぞ。そして袋入りだ。

 

 

カレーですよ。

 

 

インド料理に教科書と正解はないわけです。しかも南インドの料理はね、おかあさんの料理と屋台の料理が土台になっているので益々、なのであります。

にしきやのサンバルは旨いのです。それぞれの舌の好みもありましょうが、食べるとやはり旨いなあ。気をつけて欲しいのはカレーライスだと思って食べると「ええ?」となると思うので。そりゃあそうだよ。インドカレーなら食べたことあるよ、という人も「あれ?」と思うかもしれません。ニッポンのバターチキンじゃあないのだから。

普通の人の舌だと大体そんな感じだと思います。2025年、まだまだ世間はそんなものだぞ。なんたって「普通の人の舌」のほうがますが大きいんですからね、当たり前。そんななかで、これは本国の味が袋から出てくるんです。インド人もびっくりってやつだよ。よく出来なのだよ。

 

酸っぱくて爽やかでしかし野菜の旨みが舌に柔らかい名品だと感じます。酸味を含むカレーという概念(大昔のカレーライスからあるものだけど酸味だけぐっと前に出すことは少なかったね)が美食家の中にだんだん定着してのいまだと思います。これだよ、と思う。

声高に南インドを叫んできたマニア、ケーララあたりに仕事で行っていた日本人、売れないとわかっていながら好きで仕方ないから店で出していたカレー店。賄いに作っておまけで客に出したが不評で2度とサービスしなくなったインドレストラン。

そして大手ではない、小型のレトルト釜を持った工場の試行錯誤とロットを少なくして自由度を作り出してきた努力。そういうものの果てにこういう味が手軽に手に入るようになったわけです。それでも未だ、サンバルは製品化されにくいよね。

そういう果ての見本のようなひと袋がこれ、

 

「 NISHIKIYA KITCHEN 南インドの豆と野菜のスープカレー」

 

だと思います。尊いものだなあ、と思うよ。

追記

カリフラワーとじゃがいもは自宅で作ったサブジ。合わせると益々旨いんだこれが。ポリヤルって言いたくなるけどサブジと意識して作ったからね。だからサブジと呼ぶよ。