
木徳神糧の佐貫さん、片山さんにお誘いをいただいての「ビリヤニナイト」であります。なんでも4種のビリヤニを食べ比べしながら歓談しようという趣旨らしいのです。これはなかなかに貴重なチャンス。
カレーですよ。
大体においてビリヤニの食べ比べなぞ考えるのは日本人だけなんではないか、と思うんですよ。なんにでもマニアックな視点、ミクロな視点から取り組む我々ならではの考えだなあ、とか勘ぐったりするわけです。いいことであるぞ。いいことなのよ。これで日本が大きくなったからね。

ビリヤニといえば乃木坂のお嬢さんたち。40曲目のシングルタイトルが「ビリヤニ」なんだとか。秋元先生のお達しなんでしょうが若いアイドルのお嬢さんたち、異国の炊き込みご飯の歌を歌わされる気持ちは幾許のものか、など要らぬ心配が頭を擡げるわけです。

わたしが何を考えようがお嬢さんたちは仕事に忠実だったり若さからなんでも楽しんでやれというマインドだったりでおもしろげに歌唱します。ああ、なんだかねえ、など思いつつの西新宿。もしかすると今日のこの催しは大きな名声を持つあの女の子たちがビリヤニを広く知らしめてくれる祝いの席なのかもしれない。いや、違います。
「ナワブ ダイニングカフェ」
はなかなかに洒落た感じのお店。べたっと現地的な感じは前に出さずにモダンなカフェレストランとして新宿副都心のモダンな高層ビルに相応しいスタイルです。なかなかいい感じだなあ。


席に向かうと斜め前にお久しぶり、e-foodの「ゆ」さんこと青木ゆりこさんの顔が。おお〜!これは嬉しい。ずいぶん久しぶりになりました。e-food、大好きで大変に尊敬をしているインターネットサイトなのです。他にも見知った顔が何人も見えます。ラムザン社長ももちろんいつもの笑顔を向けてくれます。お隣はあんじーさん。楽しくなってきたぞ。

さて、ビリヤニの時間。もりもりと盛り付けてぱくぱくと食べてわいわいとおしゃべりをします。ああ、楽しい。
チキンビリヤニ

トマト酸っぱい爽やかさ。さらりとした軽めの味付け(この中では)のスタンダードなビリヤニ。こういうのが好きだなあ。サラサラとスプーンが進んでしまうやつ。おいしいです。
マトンビリヤニ

塩加減穏やかめでマトンの脂の匂いも嬉しいうまいやつ。マトンの肉デカく噛みつきがいがあることにうれしさこみあげるぞ。これは幸せ。
フィッシュビリヤニ

これ、特筆。魚のフライが極ふわふわの仕上がりでまったく素晴らしい。まるでダウンの掛け布団のような軽やかな仕上がり。うーん、なんでこんな仕上がりにできるんろう。すごいなあ。グレイヴィも楽しいクセがあって個性的で大変においしいんです。ちらりどこかからマスタードオイルの風味。これはフィッシュフライからかしら。
ラムビリヤニ

意外やラムの方がクセ(いい意味、おいしい意味で)があって面白いんだよ。いや、普通だったらマトンの方が主張強そうじゃない。こりゃあラムを挽肉に仕立てて使っているからに違いないな。マトンよりもクセが出る楽しさ。おいしさ。なるほどねえ。

どれもひと皿ひと皿個性的で(合い盛りにしたけど)これだけ風味が違うというのはなかなかに面白く楽しいものだねえ。バスマティライスの「ムガル」の食感も、同じお米を使っているはずなのにそれぞれほんのり違って感じられるんです。共通するのは「喉越しの良さ」。ごはん、お米に喉越しというのもあれだけど、実際それを強く感じます。実に実に面白い。

ライタもちゃんと調理の手をかけてあって嬉しくなります。ヨーグルトそのまんまのお店、刻み野菜入れただけ、チャートマサラなどちゃんと入れてくるお店、色々あります。手間をかけたライタはやっぱりわかるしきちんと美味しい。うれしいものです。

ビリヤニ、強い味なので、スリランカのビール、ライオンスタウトがよく合うんです。ビリヤニの強さに負けていない個性があるからね。これはバランスいいかも。インド料理だとわたしはどうもワインを選びがちなんですが、ライオンのラガーとスタウトをワインの白と赤に当てはめて合わせるのはアリだと感じます。
ビリヤニの食べ比べはちょっと簡単には体験できないことなので貴重です。勉強になるなあ。油はしっかり回っていて、しかし粘りがないからサラサラと食べられてしまっておかわりが欲しくなります。大変危険なのよ。

今回、いいなあと思ったのはこの会へのお誘いのお手紙。
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「究極のビリヤニもいい、南インドのミールスもいい。でも、ふらっと立ち寄って気軽に“具だくさんの美味しいビリヤニ”をお腹いっぱい食べたい――。」そんな想いから企画したのが、今回の「ビリヤニNIGHT」です。
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ああ、こういうのいいなあ。「難しいこといわないで、おいしいものをみんなで集まっていっぱい食べようよ」というお誘いってこと。こういうところにこそ繋がりが生まれたり、それが次のビジネスやセッションにつながるのだとおもうんですよ。みんな大人だからね。ああ、いいねえ。

こういう場所にお誘いをいただけるのは本当に幸せです。
ありがとう、木徳神糧さん。
追記1
どうやら乃木坂46 40thシングル「ビリヤニ」の聖地はここ、西新宿の「ナワブ ダイニングカフェ」で確定らしいんです。あくまでうわさであるぞ。メンバーが来たとかではないんですが、秋元先生のインスピレーションがここの料理から生まれたとか何とか、、、ドルオタ界隈でも追いきれていないであろう、カレー界隈の極狭範囲内での、あくまで、うわさです(笑)。
追記2
カレーとビリヤニに関わる飲食店事業者のお友達の皆様、乃木坂ちゃんたちのキャンペーンはご存じだでしょうか。お店の負担ほぼなしでちょっと面白いのに参加できるみたい。運がいいと乃木坂ちゃんたちが食べにくる(乃木坂46公式Xや公式YouTubeなどのコンテンツ撮影)とかなんとか。みんなでのっかって売り上げを伸ばしたいもんですな。
https://www.nogizaka46.com/s/n46/page/40thSG_campaign?ima=3421
