カレーですよ5673(瑞穂町 日乃屋 瑞穂町店 / 日乃屋食堂)終夜営業の新コンセプト店。

帰り道。もうカレーは諦めていました。なにしろ23時をとっくにまわっていたから。ラーメン店だってそろそろ閉店だよな。そんな時間です。

 

 

カレーですよ。

 

 

腹が減っていたんです。夕食がきちんと取れなかったから。どうしたもんかなあ、勝手知ったるいつもの帰り道、旧青梅街道から新青梅街道へ。登り車線にいました。界隈、ロードサイドにあるチェーンレストランはだいたい覚えてるんだけどさ、この時間帯だとやっているのはもう牛丼チェーンか一部のラーメンやさんというところかしらねえ。

そう思ったところでおや、こんな時間にここらへんでは見かけなかった看板が目に飛び込んできました。おっ!お客が入っているぞ。やってるんだね。ラストオーダー覚悟でクルマを戻して急いでそのお店の駐車場に入れました。店の名は、

 

「日乃屋 瑞穂町店」

 

うむ、「日乃屋」かあ。いいじゃないか。どうやら去年の11月にできたらしいですね。まだ新しいお店。

深夜0時くらいの閉店時間なのかなあ。「日乃屋」、こんなに遅くまでやってるのかあ。すごいなあ。

とにかく開いていてくれて助かったよ。

それで、入ってみると驚いたのがそのメニュー。お馴染みの券売機ではなくタッチパネル注文だったのも驚いたんですが。あ、でもブック型メニューも親切に各テーブルに置いてくれています。いいねそれ。で、そのメニューブックには餃子、うどん、つけ麺、中華そばの文字が。えええ〜?あ、「元祖カミナリそば」は知ってるぞ。日乃屋の前身に当たる大阪の中華料理店で出していたものだったと記憶しています。取材の時の代表のお話しだな。

麺類などいろいろやっているここは新業態ということかしらね。

店内はボックス席もあるファミレスタイプ。とはいえカウンター席もたくさん用意されているので、いつのも「日乃屋」になれたひとり客も安心ってもんです。わたしです。メニューを見るとまたも見慣れぬ名前が。

 

「印度式カレー」

 

へえ、これもなかったよなあ。ではこれを試してみよう。

程なくやって来たカレー、どんな感じかと思ったら。ははあ、なるほど。あまからキーマだ。いつもの日乃屋のあまから路線は捨てずにスパイス感を強くした感じです。そこにひき肉であまからキーマという着地。いいんじゃないかな、悪くないと思う。けっきょく大多数の人はわたしも含めてこういう味が好きだからね。

もちろんクセのあるスパイス遣いやぐいっと辛いもの、南アジアの味、そういうものもとても好きなんですがふと思い出すのは日本式カレー。その日本式カレーでさえ味の幅は広いわけです。そのなかで「あまから」は大きな市場、ジャンルだと思うんだよ。CoCo壱とは背中合わせの市場。

テーブルの上のカスタマーセットが楽しかったのです。「天かすガーリック」というみかけないやつと福神漬け。それにラーメン、餃子を扱う店らしく、ラー油、酢、醤油、ブラックペッパーに一味唐辛子、みじん切りにんにくも。これらを使ってカレーのカスタマイズもできるってわけですよ。

で、お酢。これをカレーに適量かけるのです。これがかなりいいんだよな。あまとからがすでに要素にある「印度式カレー」。あとは酸っぱと少量の苦い要素があれば全カードが揃うんです。苦い要素はなしでもいいけど酸っぱは少しあると全体が引き締まるから。

まあ、好みの問題です。わたしの好みは「お酢を足してやる」です。

 

まだお店が湯島と神田の2点だけであった頃、ご店主に月刊誌連載記事の取材をお願いしたことがありました。気さくで勢いがある、人を惹きつけるオーラ漂う店主の日浦さん。魅力的なひとでした。神田カレーグランプリの優勝獲得ののち快進撃を続け大きなチェーン組織になって驚いた思い出があります。

「湯島生まれのカレーライス」を標榜していますが日浦さんは東京生まれ大阪育ちでこのあまから味の秘密はそこにあるんじゃないかと想像しています。そんなことを思い出しながらの完食。からだがあったまったな。

駐車場のクルマに戻り、まだ煌々と明るいライトがついている店を振り返りながらふと思いついて調べてみたんですよ。いったい何時までやってるんだ。あらなんと!24時間営業なのかあ。幅の広いメニューの理由の一端を見た気がしました。

コスト、世間の風潮、こんな昨今に24時間営業はいろいろ大変だと思います。でもこの薄暗い青梅街道の道端で深夜この灯りがあることで助けられる人は多いと思います。ありがたく、今夜お助けいただきました。