
本当に毎回「目から鱗」の思いが湧き上がるお店があるのです。掛け値なしだよ。シェフの人柄とうまい料理でまた行かねばと思うんです。
カレーですよ。
そんなことを言いながらちっとも行かないまんまであったなあ。すみません。反省をこめつつ、この夜はうちの奥さんも連れて、千葉、勝田台へたどりつきました。改めて、電車だとちと遠いんだけど、実は実家から30分で着くし車だと楽だし。

うむー、もっと通えるなあ。もっと行ったほうがいいなあ。
「南インド料理 葉菜 / hana」
のことです。
ここは腰が落ち着くいいお店だよねえ。いつもいつもそう思います。

仄暗い照明とと艶やかな木を多用した気持ちが安らぐ店内。メニューはベジ、ノンベジのミールスのスタイルでシンプル、分かりやすいもの。変化する日々のメニューはホール担当の奥様が丁寧に説明してくれます。奥様、ちゃんとわたしの顔を覚えていてくれて(ちっとも顔を出さないのにな!ありがたいことです)

扉を開いて顔を向けるとすぐに厨房の吉田シェフに知らせてくれる。本当にありがたい、居心地がいい。はあ〜(ほっとするためいき)。そして、とにかくそんな感じですから安心感がすごいのです。ここに座ったら悪いようにはならないって決まってて、必ずうまいもんが出てきて幸せにしてくれて。そういうのを知ってる安心感。

なにしろスキキライとか肉だ野菜だとかそういう小さな事柄なぞ軽々と越えて全部うまいからね。食事のあとで質問をすれば吉田シェフが料理の答え合わせをしてくれることもあるしね。そんなおしゃべりも楽しくて大好きなのです。

ベジとノンベジのミールスプレートを注文。それにその日のおすすめを2品加えることにしました。わたしは「ノンベジミールス」でメインを「黒胡麻ごぼうチキン」としました。妻は「ベジミールス」でメインを「蓮根ウルンダイのイシチュー」。これが本当に良いものだったんです。

まずやってきたラギヌードル。これがどうにも穏やかでいい味なのよ。吉田シェフの師匠に当たるアンディシェフからの直伝と聞きました。ヒエ粉を使ったヌードルなんだけど、ヌードルといっても麺の形にしていない、蕎麦がきを小さくちぎったようなスタイルです。これがね、舌に乗せると粒々の食感が良くてさ、とても美味しいんです。調味は少し抑えめでいい感じの口当たり良さ。これはいいなあ。

大根のポタージュも安定の美味しさ。とにかくここに来たらポタージュを頼まないと始まらないわけです。野菜のいいところをこれでもかと凝縮したようなスープでとにかく滋味深く、美味しい。絶対頼まないと。白い根菜を使ってることが多いです。蕪とかね、大根とか。そこに鮮やかなスパイスを一閃、というような構成で全くもって素晴らしい。保温ジャーに入れて持ち歩きたいです。いつでも飲みたい。

黒胡麻ごぼうチキンは土の香りというか、強いけど優しい味わい。これ、いいなあ。


蓮根ウルンダイのイシチューのほうは、これってどうやってこうなったのかしら。蓮根はどこに行ったのよ。これは小田原の鈴廣で商品化したほうがいいんじゃないか。そういう仕上がりです。


なぜか練り物の高級品みたいなんです。どちらもものすごく美味しい。鬼気迫る、というのではなく肩の力を抜いているのになんでここまで、という感じの軽やかなのにすごい美味しさ。椅子から滑り落ちそうだぞ。


ワダイカリもいただいちゃいました。オマケしてもらったの。これまたいいんだ。なるほどなあ。トマト仕立てで豆粉の揚げ物を崩して入れてあるわけだね。旨いなあ。



サンバル、ラッサム、ダールは言わずもがな。サンバルはどうにもこうにも吉田節という感があっていくらでもいつまででも飲んでいたいと思わせるんだよ、毎回毎回。キツすぎないラッサムもとても好み。ダール、勉強になるなあ。本当に色々な味の落とし所があるのだと思い知るんです。



メインもすごいが副菜がまたすごいんだ。夢中になったのはわさび菜のチャトニ。これがもう美味しくて面白くてしかたがないんです。サンドイッチペーストに使いたいと思ったよ。これ万能だな。大根アチャールは身と葉を別々の味に調理。これにも参った。


にんじんポリヤルももちろん良かったよなあ。
ああ、そうだ、ココナッツチャトニ。ココナッツチャトニだなあ、と油断して食べたらこれ、スイーツで通る味だったんです。すごい、すごい。いやほんとうにまいった。


最後までやられっぱなしであります。なんて楽しいんだろう。また来ないといけないなあ。
そうだ、お弟子さんちにも行かないと。津田沼のあそこにね。
