美しいデザインと優秀な機能のキャンプファニチャーを手に入れた。アウトドアテーブルという野暮な呼び方よりもキャンプファニチャー、アウトドアインテリアとでも呼びたくなる端正なテーブルだ。モンベルの
「マルチフォールディングテーブル ワイド」
というモデル。
サイズ / h 67cm(Hi)・54cm(Low)・39cm(Za) × w112.5cm × d70cm
サイズ / 収納時 h19cm×w18cm×d70cm カラー/オーク(OAK)
耐荷重(静荷重)30kg
ちょいと大き目を選んだ。このモデルにはワイドモデルではない、天板の数でいくとこのテーブルが6枚に対して4枚タイプの正方形に近い小型のものもある。わたしはレビューや撮影などの仕事に使い出の良いワイドタイプを選んだ。
フレーム素材 / アルミニウム合金 スチール プラスティック
天板素材 / メラミン樹脂 グラスファイバー ポリプロピレン
この天板の素材がなかなか良く出来ているのだ。実は一枚板ではなく、合板でもない。メラミン樹脂とグラスファイバー、ポリプロピレンのミクスチャー。中が中空の樹脂系ハニカム材になっておりそれをメラミンの木目シートで覆って完成させている。軽く、質感良く、手触りも上々だ。撥水性もある。熱には多分それほど強くないはずで、そこは気をつけて扱えば良い。
リバーシブル天板となっており、表裏でそれぞれカラーがライトとダークが配されて、カタログ名ではオークの名前になっている。オークはダークカラー側のことを指すのだろう。このリバーシブルで明るい色と暗い色という組み合わせ、テーブルコーディネートや撮影などでも大変重宝するはずだ。最終的には軽さと収納サイズ、それに仕事に便利な前述の内容を理由として購入に踏み切った。
フレームには軽量、耐久性と強度に優れたアルミニウム合金を使用。ポールを差し込み広げることで簡単に組み立てが完了。リバーシブル仕様の天板には耐水性・耐候性に優れた素材を使用。メーカー推奨で4~6人用サイズ。展開サイズからするとかなりコンパクトに折り畳める。
機能としてはもう一つ目玉がある。
モンベル独自のハイトコントロールシステム「ハイローザシステム(特許出願中)」というものを組み込んである。各ユーザーのチェアの高さや使用シーンに合わせて、天板の高さを三段階に調整が可能。優秀な機能だ。高さ調整はHi 67cm・Low 54cm・Za 39cm。Hi、Low、Za(座)となり、それを「ハイローザシステム(特許出願中)」と名付けている。
天板が全固定をされているわけではないので組み立て状態でテーブルを移動するのは得意ではない様子。そのことから途中で高さ調整をするときには一度天板を外してから行うのが好ましい。
派生モデルやサイズ違いの話だが、L.W.(lite weight)モデルというタイプが用意される。フレームは共用、天板がPVCターポリン製となっており、スタンダードタイプのものよりも軽量となる。ワイドタイプで見ると、重量差はスタンダード4.33kg(本体)に対しL.W.モデル3.40kg(本体)で0.93kgの差となっていた。
オプションとして双方の天板がスペアとして購入可能、交換ができる。気が変わったとき、破損、汚損したときには追加購入できるのはありがたい。また脚部フレーム、天板下に取り付けることができる棚板「テーブルボード」も用意されている。しかし残念、今シーズンはわたしの購入したワイドタイプ用のテーブルボードは売り切れとなっていた。難しい構造ではなく、サイズも明記されているので自作もできよう。
それは楽しみとしてやってみたいと思っている。
とにかく良くあるアウトドアテーブルよりも美しく、ファニチャーと呼びたくなるテーブルで、大いに満足しているのだ。このテーブル、仕事に役立ててさっさと減価償却せねばいけない。