実はカレー業界、特にインド料理やスリランカ 料理などを作る人たちのあいだで知られているIKEAのこの製品。すり鉢と乳棒のセットです。
大理石製で1990円。かなり重たくできています。これ、めっぽういいモノ。
たしかにこのミル、北欧のテーブルにおいて絵になるでしょう。しかし南アジアの湿った空気の家庭の台所、お母さんが地面であぐらをかいて座り、調理をする。そんな場所にこれがあってもちっとも不思議ではない雰囲気もあります。
そういう部分はともかく、機能として何ら問題がない。重さも十分(重さも機能のうち)、サイズも個人〜小規模な個人店までカバーできるくらいのもの。なかなかいいものです。
実はこの手のスパイスを挽くための道具、本国から輸入したものは結構なお値段のものが多い。5000円から1万円オーバまで様々。それも当然で、現地のマーケットで買った値段は安いかもしれないけどこの重いものを梱包、シッピング、通関などいろいろな手間を考えれば高くなるのも当然なわけです。
もちろん本国で使われているものにこだわったり、その成り立ちや機能に理由があるからそっちらを選ぶべき、という要素もたくさんあります。いずれはそういうのもを使いたいし、使ってその差を確かめたりしたいよね。
アジアハンターが扱うこれなんか、ちょっと猛烈に欲しいとか思うこともあります。
http://www.asiahunter.com/seikatsu/SPT-10.htm
そうなんだけど、でも、まずはこれを使うといいと思うよ。
なにしろお手軽な値段でちゃんと重たいすり鉢と乳棒だから。
https://www.ikea.com/jp/ja/p/aedelsten-pestle-and-mortar-marble-black-20201620/
ポイントはちゃんとIKEAで買うこと。アマゾンとか楽天だとこれの倍くらいでこの製品そのものを売ってたりします。当然そういう値段になるね。
IKEAは卸をしていないし、定価で買ってその上に儲けと諸々乗せるから。この倍の値段だと逆に本国のやつを買える値段になってきちゃうから意味がないかもしれません。
もちろんうちにも1セット、ホールスパイスと共に棚に入っています。