後藤さんの作るララマトンはとてもスペシャルなものだと感じるんですよね。
もう単純に美味しいという話なんだけど、簡単に美味しいで済ませられない。
カレーですよ。
マトン、ラムは肉の中でもその味わいが複雑だと感じます。
それはつまり、ともすれば難しい味にもなり得るもので、普通の人が「クセ」と決めて敬遠するところもありますよね。
そこを「クセ」ではなくて「複雑なおいしさ」というものに昇華させ、理解させる力があるのがこの料理の凄みです。
うーん、やっぱりすごいよ。後藤さんの
「ララマトンカレー」
ちょっと他に代替えが効きません。
マトンの複雑な味のコントロールと一箇所への定着、固定。これが素晴らしいなあ、と思うんだよね。
なにより嬉しいのが、ちゃんと白メシによく合うこと。ここ大事。価値があるねよねえ。
これが生み出される秘密工場が、
「SPICE VILLAGE TOKYO L.A.B.O」
カレー等食品の加工、殺菌、パッキングラインや冷蔵冷凍ラインなど食品製造の一連をカバーするスモールファクトリーで、その代表を務める後藤さんの秘密基地。わたしも何度かおじゃましています。
聞き覚え薄いララマトンという料理、これはインドパンジャービー地方の料理で挽肉と塊肉の両方が入る煮込みのことです。
キーマと塊肉部分のパートが分かれるなか塊肉の部分は特別に旨いんだよ。舌触りが官能的でハッとさせられます。
冷凍でやってくるこれ。やはりこれには大きな価値がある。
とんでもないなあ、こういうのがおうちで食べられちゃうのは。