カレーなしよ(神田小川町 torattoria ZeCT)暑い日のスパゲッティ 。

仕事の前に腹ごしらえ。きょうはデジタルキッチンで仕事です。

 

でも岩本町で降りずに一つ乗り越して神田小川町界隈へ。おなかすいてて、オフィスからあまり離れないところでスパゲッティを食べたいなと思っていたんですよね。

そうくれば店は自動的に決まるわけです。神田小川町の、

 

「torattoria ZeCT」

 

藤枝シェフに何か食べさせてもらおうっと。

猛暑ですけど都営新宿線の出口を上がったすぐにあるZeCTなら楽々だもんね。大した汗もかかずに到着。藤枝シェフがカウンターで迎えてくれました。

日替わりのパスタは

 

「ガスパチョ風」

 

とありました。お、これは幸い、いいじゃない。野菜を摂れそうだね。そういうの食べたかったよ。夏は野菜がおいしいよね。

出てきたパスタ、思った通りで野菜がたっぷり。シンプルでおかしな出っ張りへっこみのないさらりと美しい味、とでもいいましょうか。なのにちゃんと必要分のパンチがあってこの暑さの中食欲が止まらない。ああ〜これいいスパゲッティだなあ。こういうのが食べたかった。

 

そして食後、食べ終わってほっとしているとなんだかわからぬまま「どうぞ」と藤枝シェフ。手元の皿にはフレンチトーストのでっかいやつがのっかっています。え、なに?いやいやいや、これ、、、スパゲッティ大盛りを食べたんですけどいま(笑)

と言いながら、手を伸ばせばぺろりといけてしまったこのおそろしさ。だってすごくおいしいから。

これで午後は仕事にならないだろう。いい加減にしてくれと藤枝シェフに言いたい(笑)

 

藤枝シェフとおしゃべりしていたんですが、この暑さとコロナで街に人がいない。うーん、たしかにそうだねえ。駅からすぐとはいえちょっと歩いた小川町界隈、確かにそうだった。引きこもる気持ちもわかります。暑っついからねえ。でもさ、外食、いいものだよ、と伝えたいんです。

店主とやりとりしてほっとして、同じカウンターにいた人と店主との会話に少しだけうなずいたりして、するとそのカウンターのお客が帰りにそっと会釈してくれて。そういうので足りていなかった心の隙間がなんだか知らぬ間に埋まったりするんだよ。きょう、そういう感じだった。

そういうものが不足して気持ちのバランスを崩している人を見かけます。心配になります。

自分の責任として十二分に気を付けて、その上で外食を忘れずにいたいです。そこには食事があるだけではないのだからね。

胃袋ではない場所を満たしてくれるものが待っていて、実はそれこそが大切なのだと思います。

 

そしてそれがもらえる外食の場所を知っている人は、幸せです。幸せな人はいろいろな場所で得をするんだよ。免疫だって強いんだよ。

からだだけじゃなく気持ちの免疫も上げてやらないといけないよ。